


ExpressVPNは「速いけれど高い」と語られがちなVPNです。
ただ、その評価の多くは料金表の数字だけを見た印象で、実際に何にお金を払っているのかまでは語られていません。
結論から書くと、日本向けの公式サイトでは月あたり480円から申し込めますが、カードに立つのは28か月分の13,440円で、更新を迎えると年14,999円に切り替わります。
ここを知らずに契約すると「安いと思ったのに高かった」という印象だけが残ります。
本記事で扱うのは、評判の実際の位置づけ・価格の組み立て方・安全性を支える技術・実際に出る速度・運営元の透明性の5点です。
いずれも公式サイトで確認できる事実と実測データだけに絞って整理しました。
評判についても、感想を集めるのではなくAppleとGoogleが公表している評価という、読者が自分で確かめられる数字から見ていきます。
契約すべきかどうかを自分で判断できるよう、弱点もあわせて正直に書いています。
この記事でわかること
- App StoreとGoogle Playの評価からわかる、実際の評判の位置づけ
- 円建ての実際の請求額と、更新時に負担が3倍近くになる仕組み
- 3日間のアプリ版トライアルと30日間返金保証、どちらで試すべきか
- ノーログポリシーの中身と、英領バージン諸島という拠点の意味
- 開示要請への対応件数を公表した透明性レポートの中身
- 通信速度の実測値と、VPN接続で実際どれくらい落ちるのか
- ExpressVPNをおすすめできる人と、他社を選んだほうがいい人
【専門チームが監修】信頼性の高い情報を保証

当サイトは、70個以上の有料/無料VPNをテストしてきた専門のプロチームが記事の監修を行っています。
素人が運営しているブログや、信憑性が低い収益目的サイトの情報には気をつけましょう。
●VPN UNIVERSITYの信頼性
|
VPNの検証に費やした時間 |
33,000時間+ |
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これまでに検証したVPNの数 |
80個+ |
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接続スピードの検証回数 |
4,400回+ |
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IPアドレス& DNS漏えいの確認回数 |
9,200回+ |
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VPN調査員の派遣国数 |
50カ国+ |
※最終データ更新:2026年10月
\ 30日間全額返金保証 /
ExpressVPNの基本情報と総合評価

※参照:「ExpressVPN公式サイト」(2026年10月時点)
ExpressVPNは、運営会社をExpress Technologies Ltd.とし、英領バージン諸島(BVI)の法域で事業を行っているVPNサービスです。
BVIはデータ保持を義務づける法律を持たず、米英を中心とした情報共有の枠組みにも加盟していません。
公式サイトによると、サーバーは113カ国に設置されています。
同時接続できる台数はグレードによって分かれており、ベーシックが10台、アドバンスが12台、Express Proが14台です。
暗号化方式はAES-256で、ウェブサイトから申し込んだ新規ユーザーには30日間の返金保証が付きます。
料金は他社より高めですが、そのぶん独自プロトコルのLightway、RAMのみで動作するTrustedServer、通信を自動で難読化する仕組みなど、技術面への投資が目立つのが特徴です。
日本向けの公式サイトは価格を円で表示しており、申し込み時点で為替レートを気にする必要はありません。
【カテゴリー別】ExpressVPNの評価
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接続スピード |
独自プロトコルLightwayによる高速接続 |
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サーバー数 |
接続可能国数:113カ国 |
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料金プランと価格帯 |
機能は充実するが価格は高め |
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セキュリティ機能 |
AES-256・キルスイッチ・TrustedServer |
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ログポリシー/ 信頼性 |
ノーログポリシー・BVI法域 |
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使いやすさ |
ワンタップで接続できるシンプルなアプリ |
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同時接続台数 |
10台・12台・14台(グレードごと) |
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カスタマーサポート |
24時間年中無休のライブチャット・日本語のサポート記事 |
\ 30日間全額返金保証 /
評判・口コミを検証できるデータで確かめる

※参照:「Google Play ExpressVPN公式アプリ」(2026年10月時点)
VPNの評判を調べると、出どころのわからない感想や、誰が何人に聞いたのかわからないアンケートが大量に出てきます。
当サイトでは読者が自分の目で同じ数字を確認できるものだけを材料にしています。
その条件を満たすのが、AppleとGoogleが公式に公表しているアプリの評価です。
数万人から数十万人が付けた点数の平均なので、個人の感想より偏りが出にくく、リンク先で今の数字をそのまま確かめられます。
App Storeの評価を他社と並べて見る
日本のApp Storeに掲載されている各社の公式アプリの評価は、2026年10月時点で次のとおりです。
|
VPN |
App Storeの評価 |
評価した人数 |
|---|---|---|
|
ExpressVPN |
4.3 / 5 |
13,197件 |
|
NordVPN |
4.5 / 5 |
36,679件 |
|
Surfshark |
4.6 / 5 |
5,846件 |
|
CyberGhost |
3.7 / 5 |
1,951件 |
※参照:「App Store ExpressVPN」「App Store NordVPN」「App Store Surfshark」「App Store CyberGhost VPN」(2026年10月時点)
4.3という数字は、主要なVPNの中で特別に高くも低くもない位置です。
上位2社にわずかに届かない一方、1万3千人以上が評価したうえでの4.3なので、アプリの出来が悪いという評判は数字の裏付けを欠いています。
Android側はさらに母数が大きくなります。
Google Playの掲載ページでは4.4(レビュー49万2千件)、ダウンロード数は1億以上と表示されています。
利用者の規模が大きいサービスほど不満の声も目に入りやすくなるため、件数を見ずに感想だけを数えると評価は実態より低く見えます。
公式が公表している利用規模
提供側の数字も確認しておきます。
公式の会社情報ページには、2009年の設立と、180以上の国と地域で400万人以上のアクティブ購読者を抱えているという記載があります。
※参照:「ExpressVPN公式サイト 会社情報」(2026年10月時点)
よく見かける評判は事実かどうか
評判として語られやすい3点を、公式の情報と実測で確かめた結果が次のとおりです。
- 「料金が高い」→ 事実です。いちばん安いグレードでも初回に13,440円、更新後は年14,999円かかります(後述の料金の章)
- 「速度は速い」→ 実測でも裏付けがあります。当サイトの計測で下り98.21Mbps、低下率は2%でした(後述の速度の章)
- 「運営元が変わって不安」→ 2021年の買収は事実ですが、顧客データを預かる法人と法域は変わっていないと公式が説明しています(後述の運営元の章)
一方で、第三者サイトが独自に実施したアンケートや順位付けは、集計方法を確認できないため当サイトでは扱いません。
以降の章では、公式サイトで確認できる事実と実測値だけで中身を見ていきます。
料金はいくらか|初回価格と更新後の価格

ExpressVPNの価格を語るうえで欠かせないのが、「月あたりの表示額」「最初に引き落とされる額」「更新後の額」が三つとも違うという点です。
ここを見落とすと、申し込んだ直後と2年半後の二度、想定外の請求に驚くことになります。
グレード別の料金一覧
日本向けの公式サイトで選べるのは2年+4か月(28か月)の初回オファー1種類で、月単位や1年単位の金額は申し込み画面に並びません。
2026年10月時点の価格は次のとおりです。
|
グレード |
月あたり |
初回に請求される額(28か月分) |
更新後(年額) |
同時接続 |
|---|---|---|---|---|
|
ベーシック |
480円 |
13,440円(定価69,440円) |
14,999円 |
10台 |
|
アドバンス |
680円 |
19,040円(定価75,040円) |
18,999円 |
12台 |
|
Express Pro |
1,180円 |
33,040円(定価103,040円) |
28,999円 |
14台 |
※参照:「ExpressVPN公式サイト 申し込みページ」(2026年10月時点)
注目してほしいのは真ん中の列です。
月480円という表示でも、申し込みの時点で引き落とされるのは28か月分の13,440円です。
月々の引き落としではないため、カードの利用明細を見て驚かないよう先に把握しておきましょう。
そして28か月が終わると、契約は年額14,999円に切り替わります。
月あたりに直すと約1,250円で、初回価格の2.6倍です。
長期割引を用意しているVPNの多くが同じ仕組みを採っているので同社だけが特殊なわけではありませんが、割引が効くのは最初の28か月だけという前提で判断する必要があります。
なお、表に挙げた「定価」は割引が適用されない場合の金額です。
初回オファーの割引率は公式ページに67〜80%と表示されており、この差額が大きいぶん更新後の上がり幅も大きくなります。
3つのグレードの違いは付帯サービスだけ
価格差を見ると上位グレードのほうが速いように思えますが、VPN本体の性能(速度・サーバー網・暗号化方式)は3つとも同じです。
差がつくのは同時接続台数と、メールの転送用アドレス・パスワード管理・固定IPといった付帯サービスの範囲だけです。
上位グレードを選ぶ前に知っておきたいこと
- 公式の機能一覧には、アドバンスとExpress Proの機能のうち「米国のお客様のみ利用可能」と注記された項目があります。日本から契約した場合は使えません
- 固定IPは最上位を選ばなくても、ベーシックやアドバンスにアドオンとして追加できます
- 契約後に上のグレードへ移るのは即日できますが、下げる場合は満了日まで待つ形になり、差額が戻る案内はありません。迷ったらベーシックから始めるのが無難です
※参照:「ExpressVPN公式サイト 機能一覧」「ExpressVPN公式サポート プランの変更」(2026年10月時点)
支払い方法はクレジットカードのほか、PayPal・Apple Pay・Google Payなどカードを使わない手段も用意されています。
ここで古い情報に注意してください。
暗号資産(ビットコイン)で支払えると紹介されていることがありますが、公式サポートにはBitPay経由を含めて暗号資産を支払い手段として扱わなくなったと書かれています。
過去にBitPayで購入した契約は自動更新されず、使い続けるには現在の支払い手段を登録して手動で更新する必要があります。
※参照:「ExpressVPN公式サポート アカウントの更新」(2026年10月時点)

※参照:「ExpressVPN公式サイト 無料トライアル」(2026年10月時点)
グレードごとの付帯サービスの中身や支払い方法の詳細はExpressVPNの支払い方法と料金プランを比較した記事で扱っています。
無料で試す方法は2つあり、条件が違う
ExpressVPNに無料プランはありませんが、お金を払わずに試す入口は2つあります。
どちらを選ぶかで、試せる期間と後から返金を申請できるかが変わります。
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申し込みの入口 |
試せる期間 |
30日間返金保証 |
|---|---|---|
|
iOS / Androidのアプリから登録 |
3日間 |
対象外(AppleまたはGoogleの返金規定が適用される) |
|
公式サイトから直接登録 |
30日間(返金申請という形) |
対象(新規ユーザーのみ) |
※参照:「ExpressVPN公式サイト 無料トライアル」(2026年10月時点)
アプリから登録する3日間のほうは手軽ですが、開始にはApp StoreまたはGoogle Playのアカウントに有効な支払い手段が必要で、しかも30日間返金保証とは重なりません。
長く試してから決めたいなら、アプリではなく公式サイトから申し込むほうが有利です。
なお、他サイトでは「7日間の無料トライアル」と書かれていることがありますが、2026年10月時点の公式ページに記載されているのは3日間です。
VPN各社のお試し期間を横に並べて比べたい場合はVPNの無料トライアルを比較した記事も参考にしてください。
返金保証と解約のしやすさ
公式の料金ページには、新規ユーザーが30日間の返金保証を利用できると書かれています。
この期間内であれば理由を問わず全額返金を受けられるため、実質的には1か月の無料トライアルとして使えます。
速度や使い勝手は環境によって差が出るので、まず契約して自分の回線で試し、合わなければ返金を申請するのが現実的な判断方法です。
ただし対象から外れる条件が公式に明記されているので、申し込む前に確認しておいてください。
返金保証を使うときの注意
- 過去に一度返金を受けたことがあるユーザーは対象外と公式に明記されています
- App Store・Google Play経由で課金した場合はExpressVPNの保証の対象にならず、AppleまたはGoogleの返金規定が適用されます
- 30日の起算日は契約日です。試すなら最初の数日のうちに速度や使いたいサービスの動作を確認しておきましょう
- 解約しただけでは返金されません。返金は別に申請が必要です
※参照:「ExpressVPN公式サポート 30日間返金保証」(2026年10月時点)
申請の具体的な手順と自動更新の止め方はExpressVPNの解約方法と返金の手順を解説した記事にまとめています。
セキュリティと匿名性|何を記録しないのか

VPNを選ぶときに本当に見るべきなのは、速度でも料金でもなく「事業者が何を記録しているか」です。
通信を預ける相手なので、ここが曖昧なサービスは候補から外すべきです。
暗号化方式と通信プロトコル
ExpressVPNが採用する暗号化方式はAES-256です。
現在の計算機では現実的な時間で解読できないとされる方式で、VPN業界では標準的な水準にあたります。
プロトコルには、ExpressVPNが独自に開発したLightwayが用意されています。
公式の説明では、コードベースを絞り込むことで接続の速さと安定性を高めた設計とされています。
コードが小さいことは速度だけでなく、検証すべき範囲が狭くなる=脆弱性が入り込みにくいという意味でも利点があります。
ノーログポリシーの具体的な中身

「ノーログ」と名乗るVPNは多いものの、何を記録しないのかを明記しているかどうかで信頼度は大きく変わります。
ExpressVPNのプライバシーポリシーでは、記録しない項目が具体的に示されています。
- 閲覧履歴(どのサイトを見たか)
- 通信先やデータの中身
- DNSクエリ
- 接続元のIPアドレスと、割り当てられたVPN側のIPアドレス
- 接続した時刻とセッションの継続時間
※参照:「ExpressVPN公式サイト プライバシーポリシー」(2026年10月時点)
同社は「保有していないデータは、たとえ開示を求められても渡すことができない」という考え方を公表しています。
接続ログまで保存しないと明記しているVPNは多くないため、この点はExpressVPNの強みといえます。
同じページには、この方針を外部の目で確かめた第三者監査の一覧も載っています。
2026年10月時点で掲載されているのはPwC Switzerland(2019年6月)・Cure53(2022年5月)・KPMG(2022年9月)・KPMG(2023年12月)の4件です。
ノーログを名乗るだけで監査を一度も受けていないサービスと比べれば回数は多い一方、2024年以降に実施された監査は公式ページに掲載されていません。
検索すると新しい監査に触れた記事も出てきますが、公式で確認できない内容は当サイトでは扱わない方針なので、ここでは4件までを事実として示します。
ノーログポリシーの見極め方そのものはノーログVPNと開示請求について解説した記事で詳しく扱っています。
TrustedServer|ディスクを使わないサーバー設計
ExpressVPNのサーバーはTrustedServerと呼ばれる仕組みで動いています。
公式の説明によると、サーバーは揮発性メモリ(RAM)上で動作し、再起動のたびにすべてのデータが消える設計です。
ハードディスクにデータを書き込まないため、仮にサーバーが物理的に押収されても、そこから過去の利用状況が復元される余地がありません。
このほか、接続が切れたときに通信を遮断するキルスイッチ(Network Lock)、外部のDNSを使わない自社DNS、VPN通信を妨害するネットワーク上で自動的に働く難読化機能などが標準で備わっています。
※参照:「ExpressVPN公式サイト 機能一覧」(2026年10月時点)
安全に使うための設定のコツはExpressVPNの危険性と安全な使い方をまとめた記事でも解説しています。
運営元と透明性レポートから読み取れる信頼性

※参照:「ExpressVPN公式ブログ 透明性レポート(2026年上半期)」(2026年10月時点)
評判を調べていると「運営元が変わって信用できなくなった」という指摘を見かけます。
事実関係を公式の情報で確かめておきましょう。
2021年にKape Technologiesの一員になっている
公式の会社情報ページには、2009年の設立と2021年にKape Technologiesの一員になったことが書かれています。
買収の完了を伝える公式ブログでは、ブランドとサービスは引き続き既存のチームが運営し、顧客データは従来どおり英領バージン諸島の法域にある自社の法人が保持すると説明されています。
※参照:「ExpressVPN公式サイト 会社情報」(2026年10月時点)
つまり資本の持ち主は変わりましたが、データを預かる法人と適用される法域は変わっていないというのが公式の説明です。
ここを曖昧にしたまま「怪しい」「安全」と評するのは、どちらもフェアではありません。
開示要請の件数と、実際に渡したデータの件数
ExpressVPNは半年ごとに透明性レポートを公表しています。
2026年1月〜6月分の数字は次のとおりです。
- 著作権侵害の申し立て(DMCA通知):1,361,382件
- 政府・法執行機関・民事からの要請:137件
- 令状:3件
- 要請を受けて利用状況や接続ログを開示した件数:0件
- バグバウンティでの報告:392件(うち有効と判定されたもの42件)
注目したいのは4つめです。
137件の要請と3件の令状を受けながら、利用状況や接続ログの開示に至ったものは0件と公表されています。
ノーログポリシーが機能しているかどうかは、方針を掲げているかではなく要請を受けたときに何が起きたかで判断するほうが確実です。
件数を自分で公表している事業者は多くないため、この点は評価できる材料といえます。
通信速度は実際どれくらい出るのか

ExpressVPNは速度を売りにしていますが、宣伝文句ではなく実測値で確認しておきましょう。
まず当サイトで計測した結果です。
|2026年10月調査
Express VPNの接続スピード
【VPN接続なしの状態】
- ダウンロードスピード: 100Mbps
- アップロードスピード: 99Mbps
- Ping値: 4ms
【VPN接続ありの状態】
- ダウンロードスピード: 98.21Mbps
- アップロードスピード: 95.44Mbps
- Ping値: 7ms
●Express VPN接続時の速度低下率はわずか-2%
VPNを通していない状態で下り100Mbpsの回線に対し、ExpressVPNに接続した状態でも下り98.21Mbpsが出ています。
低下率は2%に収まり、Ping値の増加も4msから7msにとどまりました。
回線が十分に速い環境では、体感できるほどの遅さにはならない水準です。
別の環境での数値も見ておきましょう。
VPN LIFEの計測では、ExpressVPNの平均ダウンロード速度は103Mbps、平均アップロード速度は97Mbpsという結果が報告されています。
下りと上りの差が小さく、動画視聴だけでなくアップロードを伴う用途でも扱いやすい数値です。
※出典:「VPN LIFE|ExpressVPNとPIAの平均速度の比較」
参考までに、VPNを通すと速度がどの程度落ちるのかも押さえておくと判断しやすくなります。
VPN LIFEがNordVPNとSurfsharkの2社を14都市・のべ46回にわたって計測した結果では、素の回線と比較できる11都市でVPN通過後に残る速度は40〜90%でした。
※出典:「VPN LIFE の実測データ」
つまり、どのVPNを選んでも元の回線速度より速くなることはありません。
元の回線が遅ければVPN後はさらに遅くなるため、速度に不満がある場合はVPNより先に回線側を見直すべきケースもあります。
HD画質の動画視聴に必要な速度は一般に5〜10Mbps程度とされているので、103Mbpsという数値は日常利用では十分に余裕がある水準です。
サーバー網と対応デバイス

※参照:「ExpressVPN公式サイト 機能一覧」(2026年10月時点)
113カ国のサーバーで選択肢は十分
サーバーが置かれている国の数は113カ国です。
サーバーの台数だけを見ればこれを上回る事業者もありますが、設置されている国の数では業界でも上位にあたります。
台数が多くても設置国が偏っていれば選択肢は増えないため、渡航先や接続したい国が決まっている場合は「国数」で見たほうが実用的です。
日本のサーバーも用意されているので、海外から日本のサービスへ接続する用途にも使えます。
対応デバイスと同時接続台数
1つの契約で最大14台まで同時に接続できます(台数はプランによって異なります)。
対応するプラットフォームは次のとおりです。
- パソコン:Windows・macOS・Linux
- スマートフォン・タブレット:iPhone / iPad・Android
- テレビ・ストリーミング端末:Apple TV・Fire TV Stick・Android TV
- そのほか:ルーター・ゲーム機
- ブラウザ拡張機能:Chrome・Firefox・Microsoft Edge
ルーターに設定すれば、VPNアプリを入れられない機器もまとめて保護できます。
一部のアプリだけVPNを経由させるスプリットトンネリングにも対応しているため、社内システムなど国内からしかつながらないサービスと併用したい場合にも扱いやすい構成です。
評価できる5つの強み

ここまでの内容をふまえ、ExpressVPNの強みを5つに整理します。
接続ログまで記録しないと明記している
最大の強みは、閲覧履歴だけでなく接続元IPアドレスや接続時刻といった接続ログまで保存しないと公表している点です。
さらに拠点である英領バージン諸島には、事業者にデータ保持を義務づける法律がありません。
「記録しない方針」と「記録を強制されない法域」がそろっているため、プライバシー保護の設計としては筋が通っています。
サーバーがRAM上で動くTrustedServer
再起動のたびにデータが消えるRAM運用は、運用上のミスでログが残ってしまう事故そのものを防ぎます。
ポリシーで「記録しない」と宣言するだけでなく、記録が物理的に残らない仕組みを用意している点が評価できます。
独自プロトコルLightwayによる速度
平均ダウンロード103Mbpsという実測値が示すとおり、速度面での評価は安定しています。
4K動画の視聴や大容量ファイルの送受信など、帯域を使う作業が多い人ほど価格差に見合う価値を感じやすいはずです。
対応デバイスが幅広く、最大14台まで同時接続できる
パソコン・スマートフォンに加え、Apple TVやFire TV Stick、ゲーム機、ルーターまでカバーしています。
同時接続はいちばん安いベーシックでも10台、Express Proなら14台です。
家族で共有したり端末を多く持っていたりする場合でも不足しにくい台数です。
サポートが24時間年中無休で、日本語の解説が読める
公式のサポートページには24時間年中無休のライブサポートが用意されていると書かれています。
設定手順やトラブルの対処法をまとめたサポート記事も日本語で読めるため、英語でのやり取りに不安がある人でも自力で解決できる範囲は広いはずです。
※参照:「ExpressVPN公式サイト サポート」(2026年10月時点)
ただしチャットの担当者が日本語に対応するかどうかは、公式ページに書かれていません。
受付時間の案内はあっても応対言語の明記がないため、込み入った相談を日本語でしたい場合は、英語でのやり取りになる可能性を見込んでおくほうが安全です。
この点を重く見るなら、日本語のサポート窓口を明示している国内事業者のVPNも候補に入れてください。
一方でアプリの表示が日本語に対応していることは一次情報で確認できます。
App Storeの掲載ページに並ぶ対応言語に日本語が含まれており、申し込みから接続までの操作は日本語の画面で進められます。
※参照:「App Store ExpressVPN」(2026年10月時点)
登録から接続までの画面の流れはExpressVPNの登録方法とログイン・使い方を解説した記事で追えます。
契約前に知っておきたい弱点

良い面だけを見て契約すると後悔しかねないので、弱点も正直に挙げておきます。
料金が他社より高い
最も大きな弱点は価格です。
いちばん安いベーシックでも初回に13,440円が必要で、更新後は年14,999円かかります。
同じ予算で契約できる他社と比べると、純粋なコストパフォーマンスでは不利です。
セキュリティ設計や速度に価値を感じない人にとっては、割高な選択肢に映るでしょう。
価格と速度の釣り合いが気になる場合はExpressVPNとNordVPNを6項目で比較した記事を読んでから決めると判断しやすくなります。
更新時に価格が大きく上がる
初回価格のまま使い続けられるわけではありません。
ベーシックなら月あたり480円から約1,250円へ、2.6倍に上がります。
契約時点で更新後の価格を確認し、それでも払う価値があるかを判断しておくことが重要です。
更新を望まない場合は、満了日より前に自動更新を切っておきましょう。
月単位・1年単位の契約が日本向けページに出てこない
公式サポートの英語ページには月単位や12か月の契約も存在すると書かれていますが、日本向けの申し込み画面と料金ページには28か月のオファーしか並びません。
金額も申し込み導線も公開されていないため、日本から契約する場合は実質的に28か月の一択になります。
「まず1か月だけ使いたい」という需要には応えにくい構成です。
※参照:「ExpressVPN公式サイト 料金プラン」(2026年10月時点)
配信サービスの地域制限の回避は、公式が規約違反としている
意外に知られていませんが、ExpressVPNのサポートページにはコンテンツ提供事業者が設けた地域制限を回避する目的での利用は利用規約違反にあたるという注意書きが添えられています。
著作権を侵害する形での利用も同じく禁止と書かれています。
※参照:「ExpressVPN公式サポート VPNで利用できるサービス」(2026年10月時点)
VPN自体は日本で合法に使えますが、海外から日本の配信サービスを見る・日本から海外版のカタログを見るといった使い方は、VPN側と配信サービス側の両方の規約を確認したうえで判断する必要があります。
配信サービスの多くも利用規約で提供地域を定めており、違反が判明した場合にアカウントが停止される可能性があります。
「VPNを使えば何でも見られる」という説明を鵜呑みにせず、規約上の位置づけを理解してから契約してください。
Netflixの規約には何が書かれているか
ExpressVPNとあわせて検索されやすいのがNetflixなので、Netflix側の規約も確認しておきます。
Netflixの利用規約には、第1.5条(Access Limitations)に視聴できるコンテンツは地域によって異なり、利用は原則としてアカウントを開設した国の中に限られると書かれています。
さらに第1.8条には、規約に違反した場合はサービスの利用を停止または制限することがあるとあります。
※参照:「Netflix公式 利用規約」(2026年10月時点)
つまり、ExpressVPN側の規約とNetflix側の規約の両方が、接続先の国を変えて別の国のカタログを見る使い方を想定していません。
技術的に接続先を切り替えられることと、規約上認められていることは別の話だと考えてください。
VPNを通すと「世界共通で見られる作品」だけに絞られる
「接続先の国を変えれば、その国のカタログがそのまま開く」という説明も正確ではありません。
Netflixの公式ヘルプには「VPNでNetflixにアクセスするとお住まいの地域に関する情報が隠されるため、世界中のあらゆる地域で視聴可能な映画やドラマしか見られなくなります」と書かれています。
国ごとに独自のカタログがあることも同じページで説明されているので、公式の記載どおりなら、VPNをつないで増えるのではなく、表示される作品が世界共通のものに狭まるという扱いになります。
特定の国にしかない作品を目当てに接続先を変えても、そもそも一覧に出てこない可能性があるということです。
※参照:「Netflix公式ヘルプ アカウントに登録されている国について」(2026年10月時点)
同じページにはアカウントに登録されている国は、別の国に移動しない限り変更できないとも明記されています。
日本に住んだまま他国のアカウントへ切り替える手段は、公式には用意されていません。
検知されたときに起きるのは、エラーコードE106による再生のブロック
Netflix側で検知された場合に起きるのは、アカウントの停止ではなく再生のブロックです。
公式のヘルプページには、VPNやプロキシの使用を検知したことを知らせ、それらをオフにしてもう一度試すよう促すメッセージが案内されており、エラーコードはE106と記載されています。
Netflixが示している対処は、fast.comで接続位置の国が住所地と合っているかを確認する、加入プランを確認する、端末やモデム・ルーターの設定をリセットする、それでも直らなければ契約中のプロバイダに相談する、という流れです。
いずれも「VPNを切って本来の国から見る」方向の案内で、VPNを通したまま解決させる手順は公式には用意されていません。
あわせて、VPN経由での視聴はNetflixのライブイベントと広告つきプラン・広告つきアカウントでは対応していないと明記されています。
広告つきプランを契約している場合、接続先の国を変える以前の段階でVPN経由の再生そのものが対象外になります。
※参照:「Netflix公式ヘルプ VPN・プロキシ利用時のエラー」(2026年10月時点)
NetflixとVPNの関係をもう少し詳しく知りたい場合は、NetflixにVPNを使うときの規約上のリスクを整理した記事と、海外版Netflixのラインナップを公式のURLで調べる方法を解説した記事も参考にしてください。
無料で使い続けることはできない
ExpressVPNに無料プランはありません。
アプリ経由の3日間トライアルや30日間の返金保証を使えば実質的に無料で試せますが、継続して使うには必ず有料契約が必要です。
無料VPNは通信内容の取り扱いが不透明なものが多いため、安さだけで無料サービスに流れるのは避けましょう。
向いている人・ほかを選ぶべき人

|ExpressVPNが向いている人
- 価格よりもプライバシー保護の設計を優先したい人
- 開示要請への対応件数まで公表している事業者を選びたい人
- 4K動画や大容量ファイルのやり取りなど、速度を重視する用途がある人
- 家族や複数端末で共有したい人(10〜14台)
- Apple TVやゲーム機など、パソコン以外の機器でも使いたい人
- 設定に時間をかけず、ワンタップで接続したい人
|ほかのVPNを検討したほうがいい人
- とにかく月額費用を抑えたい人
- 1か月だけ、1年だけと期間を区切って契約したい人
- 初回に数万円をまとめて払うのを避けたい人
- 同時接続を無制限で使いたい人
- まず無料で長く試してから決めたい人
- 困ったときに日本語の有人サポートで相談したい人
コストを重視するなら、NordVPNのように価格と速度のバランスが取れたサービスと比較してから決めるとよいでしょう。
\ 30日間全額返金保証 /
よくある質問

ExpressVPNの安全性は十分ですか?
暗号化方式にAES-256を採用し、閲覧履歴だけでなく接続ログも記録しないと公式に明記しています。
サーバーはRAM上で動作するTrustedServerで運用され、再起動のたびにデータが消える設計です。
拠点の英領バージン諸島にデータ保持を義務づける法律がない点も含め、安全性を支える条件はそろっています。
無料で使い続けることはできますか?
完全無料のプランはありません。
公式サイトから申し込んだ新規ユーザーには30日間の返金保証が用意されているため、契約後30日以内であれば理由を問わず全額返金を受けられます。
実質的な無料トライアルとして使えます。
無料トライアルは7日間ですか?
いいえ。2026年10月時点の公式ページに書かれているのは3日間です。
対象はiOSとAndroidのアプリから登録した場合だけで、開始にはApp StoreまたはGoogle Playのアカウントに有効な支払い手段が必要です。
さらにアプリ経由の契約は30日間返金保証の対象外となるため、長く試したい場合は公式サイトから申し込むほうが有利です。
何台まで同時に使えますか?
グレードによって分かれており、ベーシックが10台、アドバンスが12台、Express Proが14台です。
パソコン・スマートフォン・タブレットに加え、Apple TVやFire TV Stick、ゲーム機、ルーターにも対応しています。
更新すると料金は上がりますか?
上がります。
ベーシックの場合、初回28か月は13,440円ですが、更新後は年14,999円です。
月あたりでは480円から約1,250円に変わるため、契約前に更新後の価格を確認しておきましょう。
日本語のサポートは受けられますか?
一部は受けられますが、すべてではありません。
設定方法やトラブル対処のサポート記事は日本語で読め、アプリの表示も日本語に対応しています(App Storeの対応言語に日本語が含まれます)。
一方、公式が案内する24時間年中無休のライブチャットについては、応対する言語が公式ページに明記されていません。
日本語での有人対応を前提にしたい場合は、申し込む前にチャットで確認しておくと確実です。
App Storeやレビューの評価は何点ですか?
2026年10月時点で、日本のApp Storeの評価は4.3(13,197件)、Google Playの掲載ページでは4.4(レビュー49万2千件)と表示されています。
主要なVPNと並べると突出して高くはありませんが、1万件を超える評価のうえでの数字なので、極端に低い評判には裏付けがありません。
ビットコインなどの暗号資産で支払えますか?
支払えません。
公式サポートに、BitPay経由を含めて暗号資産を支払い手段として扱わなくなったと明記されています。
過去に暗号資産で購入した契約は自動更新されないため、継続するにはカードやPayPalなど現在の手段を登録し直す必要があります。
動画配信サービスを海外から見る目的で使えますか?
技術的にはVPNで接続先の国を変えられますが、ExpressVPNのサポートページには配信事業者が設けた地域制限を回避する目的での利用は利用規約違反にあたると書かれています。
配信サービス側も利用規約で提供地域を定めている場合が多く、違反が判明すればアカウントが停止される可能性があります。
使う前に両方の規約を確認し、自分の責任で判断してください。
ExpressVPNを使えば海外版のNetflixは見られますか?
おすすめできません。
ExpressVPN側のサポートページが地域制限の回避を目的とした利用は規約違反としており、Netflixの利用規約も第1.5条で利用は原則としてアカウントを開設した国の中に限られると定めています。
どちらの規約も想定していない使い方になるため、「見られるかどうか」ではなく「規約上認められていない」が答えです。
技術面でも、Netflixの公式ヘルプはVPN経由では世界中のあらゆる地域で視聴可能な作品しか見られなくなると説明しており、目当ての作品が一覧に出ない場合があります。
Netflix側で検知された場合は、再生時にエラーコードE106が表示されます。
※参照:「Netflix公式ヘルプ アカウントに登録されている国について」(2026年10月時点)
NetflixでVPNの使用を知らせるエラー(E106)が出たときはどうすればいいですか?
Netflixの公式ヘルプが案内しているのは、VPNを切って本来の国から再生する方向の対処です。
具体的には、fast.comで接続位置の国が住所地と合っているかを確認する、加入プランを確認する、端末やモデム・ルーターの設定をリセットする、それでも直らなければ契約中のプロバイダに相談する、という手順が挙げられています。
VPNを通したまま解決させる手順は公式には示されていません。
なお、ライブイベントと広告つきプラン・広告つきアカウントは、そもそもVPN経由での視聴に対応していないと明記されています。
※参照:「Netflix公式ヘルプ VPN・プロキシ利用時のエラー」(2026年10月時点)
日本のサーバーはありますか?
あります。
ExpressVPNは113カ国にサーバーを設置しており、日本も対象に含まれます。
海外から日本のサービスへ接続したい場合にも利用できます。
規制の厳しい国でも使えますか?
ExpressVPNは、VPN通信を遮断しようとするネットワーク上で自動的に働く難読化機能を備えていると公式に説明しています。
ただし規制の運用は国や時期によって変わるため、どの国でも必ず接続できると断言することはできません。
中国の検閲の仕組みについてはグレートファイアウォールを解説した記事を参考にしてください。
解約は簡単にできますか?
公式サイトのアカウントページから手続きできます。
返金保証の対象期間内であれば、解約とあわせて返金を申請できます。
アプリストア経由で課金した場合は、窓口がプラットフォーム側になることがある点に注意してください。
まとめ:ExpressVPNは「何にお金を払うか」で評価が分かれる

※参照:「ExpressVPN公式サイト」(2026年10月時点)
ExpressVPNは、113カ国のサーバー・AES-256暗号化・接続ログまで記録しないノーログポリシー・RAM運用のTrustedServerと、プライバシー保護の設計がはっきりしているVPNです。
2026年上半期の透明性レポートでは、137件の要請と3件の令状に対して利用状況や接続ログの開示に至った件数は0件と公表されています。
方針を掲げるだけでなく、要請を受けたあとの結果まで数字で出している点は評価できます。
速度は当サイトの計測で下り98.21Mbps・低下率2%、VPN LIFEの計測でも平均ダウンロード103Mbpsという結果で、不満の出にくい水準です。
一方で、料金は他社より高く、初回に28か月分をまとめて払う形になります。
更新を迎えると年14,999円に切り替わり、月あたりの負担は2.6倍になります。
月単位や1年単位の契約も日本向けのページには出てきません。
安さや契約の柔軟さを最優先するなら他社のほうが合理的ですが、通信を預ける相手としての信頼性や速度に価値を置くなら、価格差に見合う中身はあると評価できます。
判断に迷うなら、30日間の返金保証を使って自分の回線で試してから決めるのが確実です。
その際は、アプリからではなく公式サイトから申し込むことを忘れないでください。
\ 30日間全額返金保証 /