VPNの使い方・セットアップガイド

【2026年最新】VPNプロトコルとは?主要7種を比較して選び方を解説

2026年10月2日

※記事の一部にPRを含みます。

VPNプロトコルの種類と違いを比較して、用途に合う選び方を解説

 

VPNアプリの設定に「プロトコル」という項目がありました。触ったほうがいいのでしょうか?
OpenVPNとWireGuard、どちらが自分に合うのか分からない。安全なほうを選びたいけど、遅くなるのは困ります。

結論から言うと、ほとんどの方は自動(既定)のままで問題ありません。
大手VPNはいま、いちばん速くて安全なプロトコルをはじめから選んだ状態で配っているからです。

NordVPNの公式サポートも、自社のNordLynxを「もっとも新しく、もっとも速いトンネリングプロトコル」と説明し、ほとんどのアプリで既定として使っていると案内しています。

※参照:「NordVPN公式サポート(どのプロトコルを選ぶべきか)」

とはいえ、手で切り替えたほうがいい場面もあります。
職場や学校の回線でつながらないとき、スマホで切れやすいとき、そして規制の強い国に行くときです。

そこで本記事は、よく名前の挙がる7つの方式を登場した順に「3つの世代」へ振り分け、どれをいつ選ぶのかという形で整理しました。根拠にしたのは各社とOSの公式情報だけです。

名前を覚える必要はありません。
読み終えたときに「自分はこれを選べばいい」と決められる状態を目指します。

この記事でわかること

  • VPNプロトコルが何を決めているのか(役割は4つ)
  • 主要7種の比較表|速度・安全性・向いている場面
  • すでに役割を終えたプロトコルと、その公式な根拠
  • 動画・ゲーム・スマホ・海外など、用途ごとの選び方
  • プロトコルを確認・変更する手順と、変えても直らないときの考え方

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●VPN UNIVERSITYの信頼性

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33,000時間+

これまでに検証したVPNの数

80個+

接続スピードの検証回数

4,400回+

IPアドレス& DNS漏えいの確認回数

9,200回+

VPN調査員の派遣国数

50カ国+

※最終データ更新:2026年10月

|プロトコルの選択肢が多いおすすめVPN

1.

NordVPN

使いやすさ、安全性、接続スピード、総合的に業界No.1の最強VPN

オススメ度: 9.7 / 10

NordVPN 公式サイト

2.

Surfshark

安全性が高く、接続スピードも速いコスパ抜群のVPN

オススメ度: 9.4 / 10

Surfshark 公式サイト

3.

CyberGhost

接続できるサーバーが豊富で、お手頃な価格が魅力のVPN

オススメ度: 9.3 / 10

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Contents
  1. VPNとは?プロトコルが担っている役割をおさらい
  2. 【2026年10月時点】主要なVPNプロトコル7種の比較表
  3. VPNプロトコルは「3つの世代」に分けると整理できる
  4. 用途から選ぶVPNプロトコル|動画・ゲーム・スマホ・海外
  5. VPNプロトコルを確認・変更する手順
  6. VPNプロトコルを選ぶときの注意点
  7. プロトコルで選ぶおすすめのVPN3選
  8. VPNプロトコルについてよくある質問
  9. まとめ:VPNプロトコルは「WireGuard系を既定、困ったら第2世代」で足りる

VPNとは?プロトコルが担っている役割をおさらい

VPNとは

VPNとは、Virtual Private Network(バーチャルプライベートネットワーク)の略です。

ウェブサイトやアプリケーションは、IPアドレスと呼ばれるインターネット上の住所的な数値を元に、アクセス元を判別しています。
VPNを利用すればIPアドレスを別のものに変更することができるため、実際のアクセス国ではなくVPNで接続したサーバーの国から訪問しているように装うことができます。

また、通信も暗号化されてセキュリティが強化されるため、情報漏えいやハッキングのリスクを回避することが可能になります。

【図解】VPN接続がある場合とない場合の比較




【図解】VPN接続がある場合とない場合
【図解】VPN接続がある場合とない場合

VPNは、端末と目的のサイトの間に「暗号化したトンネル」を1本はさむ仕組みです。

VPNを使わないときは、端末から目的のサイトへ直接つながる

VPNを使わないときは、端末から目的のサイトへまっすぐ届きます。

VPNを使うと通信はVPNサーバーを経由し、その経路の作り方をプロトコルが決める

VPNを使うと、いったんVPNサーバーに寄ってから目的地へ向かいます。

VPNプロトコルは「トンネルの作り方」の規格

このトンネルをどう組み立てて、どう守るかを定めた取り決めがVPNプロトコルです。

同じVPNサービスでも、選んだプロトコルが違えば通信の速さも、つながりやすさも変わります。
車にたとえるなら、エンジンの型式にあたる部分だと考えてください。

プロトコルが決めている4つのこと

  • どの暗号でデータを包むか(安全性)

  • 相手が本物かをどう確かめるか(認証)

  • データをどう小分けにして送り出すか(速度)

  • 電波が切れたときにどう戻すか(安定性)

4つのうち、利用者が体感できるのは速度と安定性の2つです。
安全性と認証は、大手の有料VPNであればどのプロトコルを選んでも実用上の水準を満たしています。

VPNサービスとVPNプロトコルは別のもの

混同されやすいところを先に整理しておきます。

NordVPNやSurfsharkはサービス(提供している会社)の名前で、WireGuardやOpenVPNはその会社が採用している通信方式の名前です。

同じWireGuardを、複数の会社がそれぞれのアプリに載せています。
だから「WireGuardに対応しているか」はサービス選びの基準になりますが、「WireGuardを契約する」という言い方にはなりません。

 

【2026年10月時点】主要なVPNプロトコル7種の比較表

NordVPN公式サポートの「どのプロトコルを選ぶべきか」のページ。NordLynxを最も新しく最も速いトンネリングプロトコルと説明している

※参照:「NordVPN公式サポート(どのプロトコルを選ぶべきか)」

まず全体像です。
各社の公式サポートに書かれている内容だけを拾って、7種を一覧にしました。

[2026年10月時点]VPNプロトコル7種の比較

プロトコル

速度

いまの立ち位置

向いている場面

WireGuard

◎ 最速

主要3社が採用。多くのアプリで既定

迷ったらこれ。動画・ゲーム

各社の独自方式
(NordLynx/Dausos/Lightway)

◎ 最速

WireGuardなどを土台にした自社版

その会社を使うなら既定のまま

OpenVPN(UDP)

○ 速い

20年以上の実績がある定番

WireGuardが通らないときの次の手

OpenVPN(TCP)

△ 遅い

同上。確認しながら送る方式

途切れやすい回線での安定重視

IKEv2/IPsec

○ 速い

スマホのOSが標準で持っている

Wi-Fiとモバイル回線を行き来する日

SSTP

△ 普通

Windows向け。Microsoftが推奨側に挙げる

社内のWindows環境

L2TP/IPsec

▲ 遅い

Microsoftが新規の受け入れを停止

積極的に選ぶ理由はない

PPTP

▲ 速いが論外

Appleが2016年に削除。安全でない

使わない

※参照:「NordVPN公式サポート」「Surfshark公式サポート」「CyberGhost公式サイト(VPN Protocols)」「Microsoft Learn(VPN プロトコルの構成)」

表の見方|速度の列は「同じ回線で比べたときの傾向」

この表の速度は、各社が公式に示している位置づけをそろえたものです。

Surfshark公式サポートの「使えるプロトコル」のページ。OpenVPN・WireGuard・IKEv2・Dausosが並んでいる

※参照:「Surfshark公式サポート(使えるプロトコル)」

Surfsharkの公式サポートは、WireGuardについて「現在もっとも速いVPNプロトコル」であり、OpenVPNやIKEv2より性能が高いと説明しています。

ただし、実際に出る数字を決めているのはプロトコルだけではありません。
接続先までの距離と混み具合のほうが、体感への影響は大きく出ます。

VPN LIFEはNordVPNとSurfsharkの2社を14都市・のべ46回にわたって計測しており、素の回線と突き合わせられる11都市では、VPNを通したあとに残る速度は40〜90%という結果になっています。

[2026年10月時点・VPN LIFE 調べ]接続先ごとに残る速度

接続先

素の回線

NordVPN

Surfshark

東京

780Mbps

444.9Mbps(57%)

399.9Mbps(51%)

ロンドン

790Mbps

712.6Mbps(90%)

713.5Mbps(90%)

ニューヨーク

760Mbps

598.9Mbps(79%)

556.6Mbps(73%)

※出典:「VPN LIFE|VPN接続時の速度低下の実測データ」

同じ社・同じプロトコルでも、東京とロンドンでは残る割合が倍近く違います。
プロトコルをいじる前に、接続先を近い国へ変えるほうが効くことが多いのは、この差があるからです。

 

VPNプロトコルは「3つの世代」に分けると整理できる

VPNプロトコルの立ち位置を、各社とOSの公式情報で世代ごとに確かめた

7つの名前を横並びで覚えようとすると混乱します。

登場した順に3つの世代として並べると、「どれが現役で、どれがもう使わないのか」が一目で分かります。

第1世代:PPTPとL2TP/IPsec ── 役割を終えつつある

1990年代から2000年代にかけて広まった方式です。

いまも古い機器の設定画面には残っていますが、OSを作っている側が、はっきりと距離を置き始めています。

Microsoftは新しいサーバーで受け入れをやめた

Microsoft公式ドキュメントのVPNプロトコルの構成ページ。Windows Server 2025以降はPPTPとL2TPの接続を受け入れないと記載されている

※参照:「Microsoft Learn(Windows Server のルーティングとリモート アクセスで VPN プロトコルを構成する)」

Microsoftは公式ドキュメントで、次のように書いています。

「Windows Server 2025 以降、RRAS の新しい設定では PPTP および L2TP プロトコルに基づく VPN 接続は受け入れられません。」
「セキュリティ機能が不足しているため、L2TP や PPTP の使用はお勧めしません。」

同じページでMicrosoftは、代わりにSSTPとIKEv2は変更なしで引き続き受け入れられると案内しています。

なお、この変更はサーバー側の話で、Windowsパソコン側の動作には影響しないとも書かれています。

Appleは2016年にPPTPを外している

Appleはさらに早い段階で手を打っています。

公式サポートは、「iOS 10 および macOS Sierra では、ユーザが各自のデバイスをアップグレードした時点で、VPN プロファイルから PPTP 接続が削除されます。」と明記しています。

※参照:「Apple公式サポート(iOS 10 と macOS Sierra にアップグレードする前に PPTP VPN の削除に備える)」

代わりに使う方式としてAppleが挙げているのは、L2TP/IPSec、IKEv2/IPSec、Cisco IPSec、App Storeで配られているSSL VPNクライアントです。

「速いから」とPPTPを選ばない

PPTPは暗号化の処理が軽いため、数字だけなら速く出ることがあります。

CyberGhostの公式ページも、PPTPを「もっとも速いプロトコルのひとつ」としながら、時代遅れの暗号化方式のためいまは安全でないと見なされていると位置づけています。

CyberGhost公式のVPNプロトコル解説ページ。PPTPを時代遅れの暗号化で安全でないと位置づけている

※参照:「CyberGhost公式サイト(VPN Protocols)」

速さと引き換えに守りを捨てている状態なので、選択肢に残っていても選ばないでください。

第2世代:OpenVPN・IKEv2・SSTP ── いまも現役の標準

2000年代半ばに広まり、いまも大手VPNが並行して提供している方式です。

OpenVPN|安定性を買う選択肢

NordVPNの公式サポートは、安全性を重視して「もっとも安定したプロトコルは何か」と考えている人にはOpenVPNを勧めると案内しています。

暗号は4096ビットのDH鍵を使ったAES-256-GCMで、通信方式はTCPとUDPの両方が選べます。

UDPとTCPの違いは、Surfsharkの公式サポートが分かりやすく整理しています。UDPのほうが速く、動画やビデオ通話、ゲームに向いている一方、TCPは他のプロトコルと比べて遅くなることがあるという説明です。

アプリでOpenVPNを選んだあとに「前より遅くなった」と感じたときは、TCPになっていないかを先に確かめてください。

IKEv2/IPsec|回線が切り替わっても戻ってくる

IKEv2は、iPhoneやAndroidがOSの標準機能として持っている方式です。

Surfsharkの公式サポートは、IKEv2を強固なセキュリティと効率的な性能で知られ、通信が途切れたときにすばやく接続を張り直せるためモバイル端末に適していると説明しています。

駅に入ってWi-Fiからモバイル回線に切り替わったとき、接続が落ちたままになりにくいのがこの方式です。

SSTP|Windowsの社内環境で見かける

SSTPはMicrosoftが開発した方式で、前述のとおりWindows Serverでも引き続き受け入れられます。

CyberGhostの公式ページも、SSTPはWindowsのVPN利用者にとって導入しやすく、良好な性能が得られる選択肢だとしています。

個人向けVPNのアプリでは選択肢に出ないことも多いため、会社から配られた設定で見かける名前だと考えておけば十分です。

第3世代:WireGuardと各社の独自方式 ── いまの既定

ExpressVPN公式のLightway紹介ページ。Android・iOS・Windows・Mac・Linux・ルーター版アプリで使えると案内されている

※参照:「ExpressVPN公式サイト(Lightway)」

2010年代後半に登場した、速度を正面から狙って設計された方式です。

WireGuard|設計そのものが軽い

WireGuardの開発元は、公式サイトで「IPsecより速く、シンプルで、無駄がなく、役に立つことを目指している。OpenVPNよりかなり高い性能を意図している」と説明しています。

採用している暗号もCurve25519やChaCha20などの新しい世代のもので、ごく少ない行数で実装でき、安全性の監査がしやすいことを設計方針に掲げています。

※参照:「WireGuard公式サイト」

この「行数の少なさ」がどれくらいの差なのかは、NordVPNの公式サポートが具体的な数字を出しています。NordLynxは約4,000行、OpenVPNは約400,000行という比較です。

各社の独自方式は「WireGuardの自社版」

名前が違うので別物に見えますが、中身はいずれもWireGuardか、その考え方を引き継いだものです。

  • NordLynx(NordVPN)|WireGuardを土台にした自社方式。ほとんどのアプリで既定

  • Lightway(ExpressVPN)|Rustで書き直された自社方式。接続は多くの場合1秒もかからない

  • Dausos(Surfshark)|独自方式。現在はmacOSのApp Store版で提供

  • NordWhisper(NordVPN)|制限の厳しい回線を抜けるための方式

ExpressVPNは、Lightwayの中核部分をオープンソースとして公開しており、暗号処理にはwolfSSLを使っていると説明しています。
第三者機関による監査も、2021年・2022年・2024年にCure53が、2024年のRustへの書き直しについてはPraetorianが実施したとしています。

Surfsharkの独自方式Dausosについては、公式サポートが業界標準のプロトコルより高い接続速度を出せるとしたうえで、提供範囲をmacOSのApp Store版と明記しています。

>>>【関連】【S級解説】ExpressVPN(エクスプレスVPN)の評判と使い勝手をプロが調査

 

用途から選ぶVPNプロトコル|動画・ゲーム・スマホ・海外

用途に合わせてVPNプロトコルを選び分ける

ここまでの整理を、実際の場面に落とし込みます。

原則は「第3世代(WireGuard系)を既定にして、困ったときだけ第2世代に逃がす」です。

動画配信を見るとき|WireGuard系のまま

動画は帯域を使う用途なので、速いほうがそのまま有利になります。

4Kでも必要なのは15Mbps前後で、大手VPNをWireGuard系でつないでいれば足りないことはまずありません。

再生が止まるときは、プロトコルより先に接続先のサーバーを近い国へ変えてください。
前掲の実測のとおり、残る速度は接続先で倍近く変わります。

オンラインゲーム|効くのは速度よりPing値

対戦ゲームは、大きな帯域を必要としません。

効いてくるのは往復の応答時間(Ping値)で、これは接続先までの距離でほぼ決まります。

プロトコルはWireGuard系にしたうえで、いちばん近い国のサーバーを選ぶ。
この2つでやれることはほぼ終わりです。

>>>【関連】【2026年10月最新】オンラインゲームに使えるオススメVPN3選!Ping値とラグの改善方法

スマホで持ち歩くとき|切れやすければIKEv2

外出中はWi-Fiとモバイル回線が何度も入れ替わります。

WireGuard系のままで不便がなければ、変える必要はありません。
電車や地下で接続が落ちたままになる日が続くなら、IKEv2に替えると張り直しが速くなります。

前述のとおり、Surfsharkの公式サポートもIKEv2をモバイル向きの方式として案内しています。

職場や学校の回線|通らないときはOpenVPNか難読化

会社や学校のネットワークは、見慣れない通信をはじくことがあります。

NordVPNは、こうした環境のためにNordWhisperを「制限の厳しいローカルネットワーク環境を乗り越えるために設計した」もので、オフィスやキャンパスの回線で内容が絞り込まれているときの解決策だと説明しています。

ただし公式サポートは、NordWhisperがMeshnet・専用IP・Onion Over VPNのサーバーとは併用できないという制約も併記しています。

手元の選択肢にNordWhisperのような方式がないときは、OpenVPN(TCP)に替えると通ることがあります。

規制の強い国へ行くとき|素朴な方式ほど見破られる

国ぐるみで通信を検査している地域では、話が変わります。

VPN LIFEは、中国の検閲システムが通信の中身を復号しなくても、通信のふるまいのパターンだけから「これはVPNだ」と85%超の精度で見分けられることが大学の研究で示されていると紹介しています。

※出典:「VPN LIFE|中国でのVPN利用に関する調査データ」

中身を覗かずに外形だけで判別されるため、旧来型の素朴なプロトコルほど検知されやすくなります。

渡航前に、難読化に対応したプロトコルやサーバーが使えるかを確かめておいてください。
現地に着いてから契約しようとしても、公式サイト自体が開かないことがあります。

>>>【関連】【2026年10月調査】NordVPNは中国で使える?繋がらない理由と公式の対処法

とくに事情がないとき|自動のままでいい

ここまで読んで当てはまるものがなければ、設定画面を開く必要はありません。

大手VPNは、いちばん速くて安全な方式を既定にして配っています。
自分で変えたことがないなら、すでに最適な状態です。

 

VPNプロトコルを確認・変更する手順

VPNアプリの設定画面からプロトコルを確認して切り替える手順

操作はどの会社のアプリでもほぼ同じです。

手順1. アプリの設定からプロトコルの項目を開く

VPNアプリの設定画面を開いて、接続方式の項目を探す

|プロトコルの確認と変更

  1. VPNアプリの「設定(Settings)」を開く

  2. 「VPNプロトコル」「接続方式」「Connection protocol」などの項目を探す

  3. いまどれが選ばれているかを控える(元に戻せるようにする)

  4. 試したい方式を選び、いったん切断してからつなぎ直す

手順2. 変える前と後で速度を測って比べる

プロトコルを切り替えたあと、同じ条件で接続し直して速度を測り直す

感覚で判断すると、何が効いたのか分からなくなります。

同じ端末・同じ回線・同じ時間帯で、変更の前後に1回ずつ測ってください。
時間帯をまたぐと、混雑の影響と区別がつかなくなります。

数字が変わらなければ、原因はプロトコルではありません。
接続先のサーバーか、元の回線のほうを見直す番です。

手順3. 直らなければ元に戻す

切り替えても改善しないときは、控えておいた元の設定に戻します。

既定から外れたままにしておく理由はありません。
大手VPNの既定は、その会社がいちばん速いと考えている方式だからです。

通したい通信だけをVPN経由にする機能(スプリットトンネリング)のほうが効く場面もあります。

>>>【関連】VPNのスプリットトンネリングとは?設定方法とiPhoneで使えない理由を解説

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VPNプロトコルを選ぶときの注意点

VPNプロトコルを選ぶときに気をつけたい注意点

プロトコルは万能のつまみではありません。
期待しすぎると、かえって遠回りになります。

VPNネコなどの無料VPNは使わない

無料VPNは危険

無料VPNは個人情報漏えいの危険性や、ウイルス感染のリスクがあります。
また、接続スピードも低速なため、快適に動画視聴やインターネットを楽しむことができません。

>>>【関連】VPNネコの危険性に関する記事はこちら
>>>【関連】公共のフリーWi-Fiを安全に使う方法はこちら
>>>【関連】最安を調査!価格が安いVPNサービスのランキングはこちら

 

無料VPNは選べるプロトコルも帯域も限られていて、速度の問題は設定では解決しない

無料VPNは、選べるプロトコルも、使える帯域も限られています。

最新の方式に対応していないことが多く、設定をいじっても越えられない上限に当たります。

暗号化を弱める設定で速度を稼がない

一部のサービスには、暗号の強度を下げる項目が用意されています。

数字は多少伸びますが、守りを削って速度を買っているだけです。

公共Wi-Fiで使う予定があるなら、この種の設定には触れないでください。

>>>【関連】【危険】公共のフリーWi-Fiを安全に使う方法!VPNでセキュリティを高める

「対応プロトコルの数」で選ばない

選択肢が10個あるサービスより、WireGuard系がきちんと使えるサービスのほうが実用的です。

古い方式を並べているだけなら、数が多くても意味がありません。

確かめるのは数ではなく、WireGuard系に対応しているかどうかの1点です。

VPNを切れば速い、は解決になっていない

速度に困ってVPNを常時オフにしてしまう方がいます。

VPNを切っている間は、IPアドレスも通信内容も保護されません。
カフェや空港の無料Wi-Fiでは、この状態が狙われます。

切るのではなく、接続先とプロトコルを見直すのが先です。

>>>【関連】【2026年10月最新】VPNをオフにするとどうなる?オフの仕方と勝手にオンになる原因を解説

 

プロトコルで選ぶおすすめのVPN3選

プロトコルの選択肢で選ぶおすすめのVPN3選

プロトコルを基準に選ぶなら、見るべきはWireGuard系に対応しているかとつなぎ替えられるサーバーが十分にあるかの2点です。

接続先の数は、プロトコルを変えても直らなかったときの逃げ道になります。

[2026年10月時点・VPN LIFE 調べ]主要3社のサーバー網

サービス

サーバー設置国

サーバー台数

NordVPN

149カ国

8,000台以上

Surfshark

100カ国

4,500台以上

CyberGhost

100カ国

9,500台以上

※出典:「VPN LIFE|主要VPNのサーバー数比較データ」

1. NordVPN | 接続スピードの速さと高いセキュリティ機能が魅力の業界トップVPN

総合評価:9.7 / 10

プロトコルの選択肢:○

|2026年10月調査
NordVPNの接続スピード

【VPN接続なしの状態】

  • ダウンロードスピード: 100Mbps
  • アップロードスピード: 98Mbps
  • Ping値: 4ms

【VPN接続ありの状態】

  • ダウンロードスピード: 97.21Mbps
  • アップロードスピード: 93.44Mbps
  • Ping値: 7ms

●NordVPN接続時の速度低下率はわずか-3%


Nord VPNは、世界的に人気が高く信頼できるVPNの一つです。

軍隊や銀行、政府機関で採用されている最高水準の暗号化技術(AES-256 bit)を採用しており、セキュリティ・安全性は文句なし。

世界59カ国のロケーションが利用可能で、接続できるサーバー数は5,900以上。

4Kストリーミングに対応した高速接続のため、高画質の動画視聴やネット利用を快適に楽しむことができます。

【カテゴリー別】NordVPNの評価

接続スピード

4Kストリーミングに対応した高速接続

 9.8 / 10

サーバー数

接続可能国数:59カ国/ サーバー数:5,900+

 9.6 / 10

料金プランと価格帯

充実したプラン内容とお得な価格帯

 9.0 / 10

セキュリティ機能

軍隊・銀行レベルのセキュリティ

 9.7 / 10

ログポリシー

No-ログポリシー

 9.5 / 10

使いやすさ

使いやすいアプリ

  9.5 / 10

カスタマーサポート

24時間ライブチャット対応

 9.7 / 10

BEST
NordVPNは一番オススメのVPN

 

NordVPN 公式サイト

詳細なレビュー記事はこちら

 

2. Surfshark | 高度な安全性・速い接続スピードを兼ね備えたコスパの良いVPN

総合評価:9.4 / 10

プロトコルの選択肢:○

|2026年10月調査
Surfsharkの接続スピード

【VPN接続なしの状態】

  • ダウンロードスピード: 100Mbps
  • アップロードスピード: 99.23Mbps
  • Ping値: 5ms

【VPN接続ありの状態】

  • ダウンロードスピード: 91.24Mbps
  • アップロードスピード: 92.67Mbps
  • Ping値: 12ms

●Surfshark接続時の速度低下率は-7%


Surfsharkは、高いセキュリティと高速の接続スピードが魅力のVPNです。

暗号化技術は軍用レベルのAES-256 bitであり、セキュリティ・安全性に関しては心配ありません。

利用できるロケーションは世界95カ国とかなり豊富で、接続できるサーバー数は3,900以上。

接続スピードは4Kストリーミングに対応しており、高画質の動画視聴や通常のインターネット利用を快適に楽しむことができます。

【カテゴリー別】Surfsharkの評価

接続スピード

4Kストリーミングに対応した高速接続

 9.5 / 10

サーバー数

接続可能国数:95カ国/ サーバー数:3,900+

 9.6 / 10

料金プランと価格帯

充実したプラン内容とお得な価格帯

 9.2 / 10

セキュリティ機能

軍隊・銀行レベルのセキュリティ

 9.3 / 10

ログポリシー

No-ログポリシー

 9.5 / 10

使いやすさ

使いやすいアプリ

  9.5 / 10

カスタマーサポート

24時間ライブチャット対応

 9.5 / 10

Surfsharkは接続スピードが速くて安いオススメのVPN

 

Surfshark 公式サイト

 

3. CyberGhost | 膨大なサーバー数が利用できるお手頃価格のVPN

総合評価:9.3 / 10

プロトコルの選択肢:○

|2026年10月調査
CyberGhostの接続スピード

【VPN接続なしの状態】

  • ダウンロードスピード: 100Mbps
  • アップロードスピード: 99.23Mbps
  • Ping値: 4ms

【VPN接続ありの状態】

  • ダウンロードスピード: 88.33Mbps
  • アップロードスピード: 89.09Mbps
  • Ping値: 8ms

●CyberGhost接続時の速度低下率は-11%


CyberGhostは、世界的に人気が高く安価な価格で利用できるVPNの一つです。

軍隊や銀行、政府機関で採用されている最高水準の暗号化技術(AES-256 bit)を採用しており、セキュリティ・安全性は問題なし。

世界91カ国のロケーションが利用可能で、接続できるサーバー数は9,700以上。

4Kストリーミングに対応した高速接続であることはもちろん、ストリーミングサービスや特定サイトに特化した専用サーバーが使える点も大きな魅力です。

【カテゴリー別】Cyberghostの評価

接続スピード

4Kストリーミングに対応した高速接続

 9.5 / 10

サーバー数

接続可能国数:91カ国/ サーバー数:9,700+

 9.8 / 10

料金プランと価格帯

充実したプラン内容とお得な価格帯

 9.0 / 10

セキュリティ機能

軍隊・銀行レベルのセキュリティ

 9.0 / 10

ログポリシー/ 信頼性

No-ログポリシー

 8.0 / 10

使いやすさ

使いやすいアプリ

  9.5 / 10

カスタマーサポート

24時間ライブチャット対応

 9.5 / 10

CyberGhostは初心者にもオススメな安いVPN

 

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※返金保証の期間はサービスとプランで違います。NordVPNとSurfsharkは30日間、CyberGhostは6か月プランと2年プランが45日間で1か月プランは14日間、App Store・Google Play経由の支払いは対象外です(CyberGhost公式サイト・2026年10月時点)。

 

VPNプロトコルについてよくある質問

VPNプロトコルに関してよくある質問

迷ったときは、どれを選んでおけば失敗しませんか?

第3世代、つまりWireGuard系です(NordVPNの表記ではNordLynx)。

NordVPNの公式サポートはNordLynxを「もっとも新しく、もっとも速いトンネリングプロトコル」と説明し、ほとんどのアプリで既定として使っていると案内しています。
自分で変えた覚えがないなら、すでにこの状態になっています。

暗号の強さで差が出るのはどの方式ですか?

いま現役の方式どうしなら、実用上の差はほとんどありません。

NordVPNはOpenVPNについて、4096ビットのDH鍵を使ったAES-256-GCMを採用していると説明しています。
WireGuardもCurve25519やChaCha20といった新しい世代の暗号を使っており、どちらも破られる前提で語る段階にはありません。

避けるべきなのはPPTPで、CyberGhostの公式ページも時代遅れの暗号化方式のため安全でないと見なされていると位置づけています。

TCPとUDPは、どちらに合わせるのが正解ですか?

速度が欲しいならUDPです。

Surfsharkの公式サポートは、UDPのほうが速く、安全なストリーミングやビデオ通話、ゲームに向いていると説明しています。
TCPは届いたかどうかを確認しながら送るぶん、ほかのプロトコルと比べて遅くなることがあるとされています。

「OpenVPNに替えたら余計に遅くなった」ときは、TCPが選ばれていないか確かめてください。

IPsecという名前が2か所に出てくるのはなぜですか?

役割が違う名前が、組み合わせで表記されているためです。

IPsecは通信を暗号化する枠組みで、IKEv2とL2TPは、その枠組みと組み合わせて使われる方式です。
だからアプリの表記も「IKEv2/IPsec」「L2TP/IPsec」のように2つ並びになります。

いま選ぶ意味があるのはIKEv2のほうで、L2TPはMicrosoftが新しいサーバーでの受け入れをやめた側です。

各社が独自の名前を付けているのはなぜですか?

土台は共通で、そこに自社向けの手を入れているためです。

NordLynxはWireGuardを基にした方式で、ExpressVPNのLightwayは同じ発想から独自に作られ、現在はRustで書き直されています。
どちらも「WireGuard系」としてひとまとめに考えて差し支えありません。

プロトコルを変えれば、つながらない問題は直りますか?

直ることもありますが、万能ではありません。

まず接続先のサーバーを変え、それでも駄目なときにプロトコルを替える、という順番が効率的です。
前掲の実測のとおり、残る速度は接続先の都市で倍近く変わります。

どちらを試しても変わらないときは、回線側がVPNの通信そのものを遮断している可能性があります。

プロトコルを変えると料金は変わりますか?

変わりません。

プロトコルはアプリの設定項目のひとつで、契約プランとは無関係です。
どの方式を選んでも追加料金は発生しません。

そもそもVPNを使うこと自体は違法ではありませんか?

日本国内でVPNを利用すること自体は、違法ではありません。

ただし、VPNの利用そのものが規制されている国では扱いが変わります。
渡航先で使う予定がある方は、次の一覧を確認してください。

VPNの利用が禁止されている国リスト

●VPNの利用が違法な国

  • ベラルーシ

  • 北朝鮮

  • イラク

  • トルクメニスタン

  • オマーン

●許可されたVPN以外の利用が違法な国

●VPNの利用は合法だが、違法・不道徳行為への利用は違法な国

●VPNの利用は合法だが、SNSへの利用は規制されている国

  • ウガンダ

>>>【関連】VPNの利用が違法な国を12ヶ国調査!渡航前に確認しておきたいポイントを解説

VPN選びで迷ったときに読む記事

 

まとめ:VPNプロトコルは「WireGuard系を既定、困ったら第2世代」で足りる

NordVPNはNordLynxを既定にしている一番オススメのVPN

|この記事の要点

ポイント

  • プロトコルは「トンネルの作り方」の規格。体感に出るのは速度と安定性の2つ。

  • PPTPとL2TPは第1世代。MicrosoftもAppleも受け入れをやめている。

  • OpenVPN・IKEv2・SSTPは第2世代。安定性と互換性で選ぶ場面がある。

  • WireGuardと各社の独自方式が第3世代。いまの既定はここ。

  • 速度が出ないときは、プロトコルより先に接続先のサーバーを変える。

  • 自分で触った覚えがないなら、設定は自動のままでいい。

今回は、VPNプロトコルの種類と違い、そして用途ごとの選び方を整理しました。

名前は7つありますが、実際に選ぶ余地があるのは第2世代と第3世代の数種類だけです。
しかもその既定は、契約した時点ですでに最適な側に寄せられています。

触るのは、困ったときだけで十分です。
職場の回線で通らない、スマホで切れる、規制の強い国へ行く——この3つに当てはまらないなら、設定画面を開く必要はありません。

そして速度に不満があるときは、プロトコルより先に接続先を疑ってください。
前掲の実測のとおり、残る速度は都市によって倍近く変わります。

 

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詳細なレビュー記事はこちら

 

|プロトコルの選択肢が多いおすすめVPN

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-VPNの使い方・セットアップガイド