


VPNは、スマホやパソコンの通信を暗号化したうえで、VPN事業者のサーバーを経由させる仕組みです。名前は難しそうに見えますが、やっていることは「通信を他人に読めない形に包んで、別の出口から外に出す」という2つだけです。
結論から言うと、VPNアプリを入れて接続ボタンを押すだけで、カフェや空港のフリーWi-Fiでも通信の中身を読み取られにくくなり、あわせて接続元の国も切り替えられます。ネットワークの知識は要りません。
この記事では、VPNの仕組みを図と公式情報で押さえたうえで、何ができて何ができないのか、種類やプロトコルの違い、使い始める手順、そして初心者がつまずきやすい注意点まで順番に整理します。
この記事でわかること
- VPNが通信を守る2つの仕組み(暗号化とIPアドレスの付け替え)
- VPNでできること・できないことの線引き
- 個人向け・法人向け・自作の3種類の違い
- 速度がどれだけ落ちるのか(14都市・のべ46回の実測データ)
- 月にいくらかかるのか(前払いと更新価格の落とし穴)
- 初心者が3ステップで使い始める手順と選び方の基準
POINT
本記事では、”オススメのVPNサービスは?”・”無料VPNは使って良いの?”という疑問にも全てお答えしています。
VPNに詳しくない方にもわかるように丁寧に解説しておりますので、安心して読み進めてくださいね。
【専門チームが監修】信頼性の高い情報を保証

当サイトは、70個以上の有料/無料VPNをテストしてきた専門のプロチームが記事の監修を行っています。
素人が運営しているブログや、信憑性が低い収益目的サイトの情報には気をつけましょう。
●VPN UNIVERSITYの信頼性
|
VPNの検証に費やした時間 |
33,000時間+ |
|
これまでに検証したVPNの数 |
80個+ |
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接続スピードの検証回数 |
4,400回+ |
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IPアドレス& DNS漏えいの確認回数 |
9,200回+ |
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VPN調査員の派遣国数 |
50カ国+ |
※最終データ更新:2026年10月
|初心者にも使いやすいVPN
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1. NordVPN |
![]() 使いやすさ、安全性、接続スピード、総合的に業界No.1の最強VPN オススメ度: 9.7 / 10 |
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2. Surfshark |
![]() 安全性が高く、接続スピードも速いコスパ抜群のVPN オススメ度: 9.4 / 10 |
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3. CyberGhost |
![]() 接続できるサーバーが豊富で、お手頃な価格が魅力のVPN オススメ度: 9.3 / 10 |
VPNとは?通信を暗号化して守る仕組みをわかりやすく解説

まずは、VPNという言葉が何を指しているのかをはっきりさせておきましょう。
VPNは製品名ではなく通信のやり方の名前です。そのやり方を手軽に使えるようにしたのが、NordVPNやSurfsharkのようなVPNサービスだと考えると分かりやすくなります。
VPNという3文字が意味するのは「仮想的な専用線」
VPNとは

VPNとは、Virtual Private Network(バーチャルプライベートネットワーク)の略です。
ウェブサイトやアプリケーションは、IPアドレスと呼ばれるインターネット上の住所的な数値を元に、アクセス元を判別しています。
VPNを利用すればIPアドレスを別のものに変更することができるため、実際のアクセス国ではなくVPNで接続したサーバーの国から訪問しているように装うことができます。
また、通信も暗号化されてセキュリティが強化されるため、情報漏えいやハッキングのリスクを回避することが可能になります。
【図解】VPN接続がある場合とない場合の比較


VPNは英語の頭文字をつないだ呼び名で、日本語にすると「仮想的な専用線」にあたります。
本来、専用線とは2つの地点を物理的な回線でつないで、その回線を自分たちだけで使うものでした。ただ、専用線を引くには大きな費用がかかります。
そこで、誰もが使っているインターネットの上に、暗号化という手段で「自分たちだけの通路」を作り出したのがVPNです。物理的な線は増やさず、ソフトウェアの処理だけで専用線に近い状態を作っている、という意味で「仮想的」と呼ばれます。
仕組み①:通信を暗号化して「トンネル」で包む
VPNをオンにすると、端末から出ていくデータは、まずVPNアプリが暗号化します。
暗号化されたデータは、途中の通信機器から見ると意味のない文字列の塊です。Wi-Fiの電波を傍受されても、どのサイトでどんな入力をしたのかまでは読み取れません。この「包まれた状態で運ばれる区間」を、トンネルと呼びます。
どれくらいの強さで包むのかは、使うプロトコルによって決まっています。NordVPNの公式ヘルプでは、OpenVPNで通信する場合の暗号化方式が「AES-256-GCM、4096ビットのDHキー」と明記されています。
※参照:「最適なNordVPNプロトコルの選び方|NordVPN公式サポート」
AES-256という表記を見かけたら、データを変換するときの鍵の長さが256ビットある方式だと考えてください。鍵が長いほど、総当たりで当てにいく手口に対して現実的でなくなります。VPNの比較記事で「暗号化方式」として並んでいるのは、ほぼこの名前です。
逆に言えば、暗号化方式を公式サイトに書いていないサービスは、何で包んでいるのかを利用者が確かめられません。無料のアプリを選ぶときに、ここが空欄になっていることがあります。
仕組み②:接続元のIPアドレスがVPNサーバーのものに変わる
もうひとつの仕組みが、出口の付け替えです。
VPNを通さない場合、アクセス先のサービスには自宅や携帯回線のIPアドレスが伝わります。IPアドレスからは、おおよその国や地域が判別できます。
VPNを通すと、通信はいったんVPNサーバーに届いてから、そこからサービスへ送り出されます。そのためサービス側に見えるのはVPNサーバーのIPアドレスになり、接続元の国はサーバーを置いた国として扱われます。
この性質があるので、VPNは「通信を守る道具」としてだけでなく、「接続元の国を選ぶ道具」としても使われています。
VPNが守れる範囲と、守れない範囲
ここを誤解したまま使うと、安全性を過信してしまいます。
総務省は公衆Wi-Fiの手引きで、Wi-Fi自体の暗号化について「守られるのは無線区間だけ」という考え方を示しています。鍵マークが付いたWi-Fiでも、ルーターから先の経路は対象外だという指摘です。
VPNはこの「ルーターから先」も含めてVPNサーバーまでを包むので、守れる区間はWi-Fiの暗号化より長くなります。一方で、VPNサーバーから先のインターネット区間は、VPNの担当範囲ではありません。
※参照:「公衆LAN(Wi-Fi)の安全な利用(セキュリティ対策)について|総務省」
VPNの主な使いみち|個人と仕事で何に使われているのか

仕組みが分かったところで、実際にどんな場面で使われているのかを見ていきます。
大きく分けると、通信を守るための使い方と、接続元の国を変えるための使い方、そして社内ネットワークへつなぐための使い方の3つです。
フリーWi-Fiでの盗み見・偽アクセスポイント対策
いちばん分かりやすい用途がこれです。
総務省が2026年7月に公表した令和7年度の無線LAN利用者実態調査(概要版)では、公衆無線LANを使っていない人の理由の1位が「セキュリティ上の不安」で65%でした。また、利用者に偽のアクセスポイントの問題を尋ねたところ、60%が「知らなかった」と答えています。
不安はあるのに手口は知られていない、という状態です。VPNをオンにしておけば、仮に偽のアクセスポイントにつないでしまっても、流れるデータは暗号化されたままになります。
※参照:「公衆LAN(Wi-Fi)の安全な利用(セキュリティ対策)について|総務省」
海外から日本のサービス、日本から海外のサービスを使う
IPアドレスが入れ替わる性質を使う用途です。
日本のサービスは、権利の取り決めから国内のIPアドレスだけを受け付けるものが多くあります。駐在や留学、出張で海外にいるあいだ、日本のサーバーを選んでつなげば、国内から使っているときと同じ扱いになります。
逆に、日本では提供されていない海外のサービスを試したいときは、その国のサーバーを選びます。
旅行や出張でどの場面に効くのかは「海外旅行に使えるオススメVPNを厳選!ホテルや航空券を安くする方法や使うべき理由を解説」で用途別にまとめています。
会社のネットワークに外から安全につなぐ
VPNという言葉は、もともとこの用途で広まりました。
マイクロソフトの公式ヘルプも、Windowsのこの機能の説明として「VPN 接続では、コーヒー ショップなどの公共の場所で作業をしているときに、会社のネットワークやインターネットにより安全に接続してアクセスできます。」と書いています。
自宅や外出先から社内のファイルサーバーや業務システムにつなぐとき、VPNで社内側まで通路を作る、という使い方です。
※参照:「Windows で VPN に接続する|Microsoft サポート」
VPNでは解決できないこと
一方で、VPNを入れても変わらないものがあります。
- フィッシングサイトに自分で情報を入力してしまった場合|通信は守られても、送った先が偽サイトなら防げません
- ログインしたサービスに対する匿名性|アカウントで本人を名乗っている以上、IPアドレスを変えても誰かは分かります
- アカウント側に登録した国で決まる設定|支払い国やストアの国は、IPアドレスではなくアカウントの登録内容で判定されます
- 端末そのものがウイルスに感染している状態|暗号化の前の段階で情報が抜かれるため、VPNの役目の外です
個人利用で具体的に何が解決できるのかは「VPNでできることは?個人利用のメリット5つと必要性・注意点をプロが解説」で場面ごとに整理しています。
VPNの種類は3つ|個人向け・法人向け・自作の違い

ひとくちにVPNと言っても、誰が通路を用意するのかで3種類に分かれます。初心者が検討するのは、ほぼ1つ目です。
|
種類 |
用意する人 |
向いている人 |
|---|---|---|
|
個人向けVPN |
VPN事業者 |
フリーWi-Fi対策・海外から日本のサービスを使いたい人 |
|
法人向けVPN |
勤務先の情報システム部門 |
社内システムに外からつなぐ必要がある人 |
|
自作VPN |
自分(サーバーを借りて構築) |
サーバー運用の知識があり、自分で管理したい人 |
個人向けVPN|アプリを入れるだけで使える
世界中にサーバーを置いた事業者と契約し、アプリから接続先を選ぶ形です。
設定らしい作業はほとんどなく、国の一覧から選んで接続ボタンを押すだけです。接続先の国を自由に切り替えられるのも、この種類だけの特徴です。
日本の会社が運営するサービスと海外大手の違いは「日本のVPNおすすめ比較!国産VPNと海外大手・日本サーバーの選び方」で比べています。
法人向けVPN|つなぐ先は「会社の中」
勤務先が用意するVPNは、インターネット全体を守るためのものではなく、社内ネットワークに入るための入口です。
そのため、接続先の国を選ぶことはできません。会社から配られたIDや証明書で、決められた1か所につなぐだけです。
「会社のVPNを入れているから、カフェでの買い物も安全」とは限らない点に注意してください。会社のVPNが社内向け通信だけを通す設定なら、それ以外の通信は保護の外です。
自作VPN|自由度は高いが管理も自分で
レンタルサーバーやクラウドを借りて、自分でVPNサーバーを立てる方法もあります。
通路を自分で持てる反面、サーバー代のほかに、ソフトウェアの更新や鍵の管理も自分の仕事になります。更新を止めれば、そのまま脆弱性を抱えた入口になってしまいます。
これは気にしすぎではありません。警察庁はランサムウェア被害の侵入経路について、「VPN…機器等のインターネットに露出した箇所から、攻撃者が遠隔操作で未修正のぜい弱性、漏えいした認証情報や簡易なパスワード、設定不備等を悪用してネットワーク内部に侵入する手口が多くを占めています。」(引用時に正式名称の表記を省略)と説明しています。狙われているのはVPNという技術ではなく、外から見える位置に置かれたまま更新や設定の手入れが止まった機器です。
※参照:「ランサムウェア被害防止対策|警察庁」
裏を返せば、個人向けVPNを契約して使う場合は、サーバーの更新も設定も事業者側の仕事になります。自分で立てるなら、その手入れを続ける前提で選んでください。
また、設置できる場所は借りたサーバーの場所だけなので、国をいろいろ切り替える用途には向きません。
VPNプロトコルの違い|初心者は既定のままで問題ない

VPNを調べると、OpenVPNやWireGuardといった名前が出てきます。これらはプロトコル、つまりどうやって包んで運ぶかの取り決めの名前です。
結論を先に言うと、個人向けVPNではアプリが自動で選ぶので、初心者が自分で変える必要はありません。
VPNサービスが用意するプロトコル
NordVPNの公式ヘルプが挙げているのは3つです。
- OpenVPN|公式の説明は「信頼性の高い安全なVPNサービスを提供するための、定評のある堅牢なオープンソースソフトウェア」
- NordLynx(WireGuardベース)|公式の説明は「最新かつ最速のトンネリングプロトコル」
- NordWhisper|公式の説明は「セキュリティを確保しながら制限されたローカルネットワーク環境に対応できるように設計」
※参照:「最適なNordVPNプロトコルの選び方|NordVPN公式サポート」
速度を優先するならWireGuard系、職場や学校のネットワークで弾かれるときは通りやすいものに替える、という使い分けになります。アプリの既定値は、ふだん使いで困らない設定になっています。
OSに最初から入っているプロトコル
一方、スマホやパソコンのOSにも、VPNの設定欄が最初から用意されています。
Appleの公式ドキュメントでは、構成プロファイルで設定できる接続タイプとしてIKEv2・IPsec・L2TPが挙げられています。Windowsの設定画面にも、同じように種類を選ぶ項目があります。
ただし、これらはつなぐ先の情報を自分で入力する欄です。サーバーのアドレスやアカウントを用意してくれる誰か(会社、または契約したVPN事業者)がいないと使えません。
※参照:「AppleデバイスのVPNデバイス管理設定の概要|Apple サポート」
なお、PPTPのように古い方式は、各社が安全でないものとして扱いをやめています。OSの設定欄に項目が残っていても、選ぶ理由はありません。
VPNを使うときの注意点とデメリット

良い面だけを見て決めると、あとで「思っていたのと違う」となりがちです。先に弱点を押さえておきましょう。
通信速度は必ず落ちる|実測では40〜90%が残る
暗号化の処理と、遠回りの経路が入るので、VPNをオンにすると速度は下がります。
第三者の検証サイトであるVPN LIFE は、NordVPNとSurfsharkの2社を14都市・のべ46回にわたって計測しており、素の回線と突き合わせられる11都市ではVPNを通したあとに残る速度が40〜90%だったと公開しています。回数の多い3都市は次の数値です。
|
都市 |
素の回線 |
NordVPN |
Surfshark |
|---|---|---|---|
|
東京 |
780Mbps |
444.9Mbps(57%) |
399.9Mbps(51%) |
|
ロンドン |
790Mbps |
712.6Mbps(90%) |
713.5Mbps(90%) |
|
ニューヨーク |
760Mbps |
598.9Mbps(79%) |
556.6Mbps(73%) |
※出典:「VPN LIFE|VPN接続時に通信速度が遅い原因と解決方法の実測データ」
半分近くまで落ちる場合でも、残るのは400Mbps前後です。動画を見る、資料を開くといった用途であれば、体感で困る水準ではありません。落ち幅が大きいのは遠い国のサーバーを選んだときなので、用途に合う国を選ぶのが対策になります。
月額の費用がかかる|安いのは初回で、更新後は別の価格になる
金額そのものは大きくありません。下の比較表のとおり、長期プランを選べば月あたり数百円の水準です。
ただし、初心者がいちばんつまずくのはここの支払い方です。個人向けVPNの料金は月々の引き落としではなく、契約した期間ぶんをまとめて先に払う形が一般的です。NordVPNの公式ヘルプも、同社のプランについて契約期間ぶんの前払いだと案内しています。「月額373円」と書かれていても、申し込みの画面で請求されるのは2年ぶんの合計額になります。
※参照:「Does NordVPN charge all at once?|NordVPN公式サポート」
もうひとつが更新です。長期プランの安い月額は申し込み時の価格で、そのままの金額で自動更新されるとは限りません。NordVPNの公式ヘルプには、「当初のプラン終了時に、サブスクリプションが自動的に更新され、サービスに該当する更新価格が請求されます。」と書かれています。更新価格は変更される場合があるものの、「サブスクリプションの更新前にメールでその旨をお知らせします。」とも案内されています。
※参照:「更新時に請求される金額|NordVPN公式サポート」
つまり、安く見える月額は最初の契約期間の話です。更新のお知らせメールが来たら、そこで続けるか見直すかを決める、という前提で契約してください。使い続けないと決めたときに自動更新を止める方法も、申し込む前に公式のヘルプで見ておくと安心です。
申し込むタイミングで割引の幅が変わることもあるため、金額を抑えたい場合は「NordVPNを安く契約する方法!クーポンとセールの最新情報」で今の価格を確かめてから決めると無駄がありません。
VPNネコなどの無料VPNは使わない

無料VPNは個人情報漏えいの危険性や、ウイルス感染のリスクがあります。
また、接続スピードも低速なため、快適に動画視聴やインターネットを楽しむことができません。
>>>【関連】VPNネコの危険性に関する記事はこちら
>>>【関連】公共のフリーWi-Fiを安全に使う方法はこちら
>>>【関連】最安を調査!価格が安いVPNサービスのランキングはこちら

通信の中身をいったん預ける相手なので、誰が運営しているか分からないアプリを選ぶと、守るどころか預け先を増やすことになります。
VPN自体に残るリスクを先に知っておきたい場合は「VPNの危険性とセキュリティリスク!安全な使い方と対策を解説」も読んでおくと判断しやすくなります。
サービス側の規約で禁止されていることがある
技術的につながることと、規約上許されていることは別です。
動画配信サービスや一部のオンラインサービスは、利用規約で提供地域を定めており、VPNで地域の判定を変えて使うことを禁じている場合があります。アカウントの停止につながることもあるため、使う前にそのサービスの規約と対応地域の案内を確認してください。
VPNをオンにしたからといって「バレない」わけではありません。
規約で地域を定めているサービスでは、VPN経由のアクセスが制限されることも、アカウントが止められることもあります。VPNは通信を守る道具であって、規約を回避する道具ではない、と考えてください。
VPNの使い方|3ステップで始める手順と初期設定

ここからは実際の使い始め方です。個人向けVPNなら、登録から接続までは10分ほどで終わります。
手順1:VPNに登録してアプリを入れ、つなぐ国を選ぶ
公式サイトでプランを選んで登録し、スマホやパソコンにアプリを入れます。
アプリを開くと国の一覧が出るので、海外から日本のサービスを使いたいなら「日本」、フリーWi-Fi対策が目的なら今いる国に近いサーバーを選びます。

\ 30日間全額返金保証 /
手順2:接続できたかを確かめる
接続ボタンを押すと、画面の表示が「接続済み」に変わります。
きちんと切り替わったかどうかは、目的のサービスを開いて、ふだんどおり表示されるかで判断するのが確実です。表示が変わらないときは、いったん切断してからブラウザのキャッシュを消し、もう一度つなぎ直します。
手順3:ふだん使う設定を整える
最後に、使い続けるための設定を2つだけ見ておきます。
|最初に見ておきたい2つの設定
- 自動接続|信頼していないWi-Fiにつないだとき、自動でVPNをオンにする設定です。フリーWi-Fi対策が目的なら必ず入れておきます
- キルスイッチ|VPNが切れたときに通信そのものを止める機能です。気づかないまま素の回線で通信してしまう事故を防げます
OSの設定画面から使うVPNとの違い
スマホやパソコンの設定にも「VPN」の項目がありますが、そこにあるのは入力欄だけです。
Windowsであれば「設定」→「ネットワーク & インターネット」→「VPN」→「VPN の追加」と進み、サーバーアドレスやサインイン情報を自分で入れていきます。会社から接続情報を渡されている場合はこちらを使い、個人で契約した場合は事業者のアプリを使う、という使い分けになります。
※参照:「Windows で VPN に接続する|Microsoft サポート」
失敗しないVPNの選び方|確かめたい5つの基準

数十社ある中から選ぶときは、宣伝文句ではなく次の5点を見ます。どれも公式サイトに書かれているので、契約前に確かめられます。
基準1:運営会社の所在地と記録の扱い
通信を預ける相手なので、ここがいちばん重要です。
通信の記録を残さない方針(ノーログポリシー)を掲げているか、それを第三者の監査で確かめているかを見ます。方針を書くだけなら誰でもできるので、監査報告の有無で差が付きます。
考え方の詳細は「ノーログポリシーのVPNおすすめ3選!開示請求でバレるのかも解説」にまとめています。
基準2:つなぎたい国にサーバーがあるか
海外から日本のサービスを使うなら日本のサーバーが、特定の国のサービスを使うならその国のサーバーが必要です。
サーバーの総数より、自分が使う国に置いてあるかを先に確認してください。
基準3:同時に使える台数
スマホ・パソコン・タブレットと複数持つなら、1契約で何台まで使えるかを見ます。家族と分けたい場合も同じです。
基準4:日本語で使えるか
アプリの日本語化とサポートの日本語対応は別物です。
アプリは日本語でも、問い合わせ窓口は英語だけ、というサービスもあります。トラブル時に自分で英語のやり取りができるかどうかで判断してください。
基準5:返金保証の条件
多くのサービスには返金保証がありますが、期間と対象はサービスごと、さらに契約プランごとに違います。
アプリストア経由で課金した場合は対象外になることもあります。短く試したいだけなのに長期プランしか返金対象にならない、という食い違いが起きやすいので、申し込む前に条件を読んでおきましょう。
実際、下の3社でも条件は揃っていません。NordVPNの返金保証は初回のサブスクリプション購入にのみ適用され、1か月プランと更新分、App Store などのストア経由の購入は対象外です。Surfsharkは初めて購入してから30日以内で、Paddle・Google Play・Cleverbridge 以外の再販業者から登録した場合などが対象外になります。CyberGhostは6か月以上の契約なら45日、1か月プランは14日と、契約する期間で日数そのものが変わります。「どこで申し込むか」と「どのプランにするか」で結論が変わる、と覚えておけば十分です。
※参照:「30日間の返金保証|NordVPN公式サポート」「利用規約|Surfshark公式サイト」「Terms of Service|CyberGhost公式サイト」
料金そのものを比べるときは、月額の表示だけでなく、前払いになる総額と更新後の扱いまでを見ます。安い月額は契約期間ぶんをまとめて払うことが条件になっていることが多く、更新のときは申し込み時の割引価格とは別の価格が適用されます。詳しくは上の「月額の費用がかかる」で触れたとおりです。
初心者におすすめのVPN3選

上の5つの基準を満たし、はじめての1本として扱いやすい3社を挙げます。いずれも日本にサーバーがあり、アプリは日本語で使えます。
|初心者にも使いやすいVPN
|
1. NordVPN |
![]() 使いやすさ、安全性、接続スピード、総合的に業界No.1の最強VPN オススメ度: 9.7 / 10 |
|
2. Surfshark |
![]() 安全性が高く、接続スピードも速いコスパ抜群のVPN オススメ度: 9.4 / 10 |
|
3. CyberGhost |
![]() 接続できるサーバーが豊富で、お手頃な価格が魅力のVPN オススメ度: 9.3 / 10 |
3社の基本的な条件を並べると、違いがはっきりします。次の表は2026年10月時点の値です。
|
項目 |
NordVPN |
Surfshark |
CyberGhost |
|---|---|---|---|
|
本社 |
パナマ |
オランダ |
ルーマニア |
|
サーバー設置国/台数 |
167カ国以上/8,400台以上 |
100か国/4,500台以上 |
100カ国・125拠点/9,600台 |
|
最安プランの月額 |
373円/月(2年プラン) |
388円/月(2年+3か月・Starter) |
$2.19/月(26か月・$56.94を先払い) |
|
返金保証 |
30日(初回の契約のみ・1か月プランは対象外) |
30日(初めて購入してから) |
45日(6か月以上の契約)/1か月プランは14日 |
|
同時接続台数 |
10台 |
無制限 |
7台 |
|
暗号化・記録 |
AES-256/キルスイッチ/ノーログ |
AES-256/キルスイッチ/ノーログ |
AES-256/キルスイッチ/ノーログ |
|
14アイズ加盟国 |
加盟国外 |
加盟国内 |
加盟国外 |
|
日本語サポート |
あり |
あり |
なし |
※サーバー設置国・台数の参照:「Server list|NordVPN公式サポート」「VPNサーバー|Surfshark公式サイト」「VPN Servers|CyberGhost公式サイト」
※料金・返金保証の参照:「料金プラン|Surfshark公式サイト」「CyberGhost公式サイト」「Terms of Service|CyberGhost公式サイト」「30日間の返金保証|NordVPN公式サポート」「利用規約|Surfshark公式サイト」。CyberGhostは公式サイトが米ドル表記のため、そのまま記載しています
※本社と同時接続台数の出典:「VPN LIFE|個人利用におすすめのVPNを10項目で検証した比較表」。NordVPNの月額373円(2年プラン)も同じ表の値です
1. NordVPN | 接続スピードの速さと高いセキュリティ機能が魅力の業界トップVPN

総合評価:9.7 / 10
初心者の使いやすさ:○
|2026年10月調査
NordVPNの接続スピード
【VPN接続なしの状態】
- ダウンロードスピード: 100Mbps
- アップロードスピード: 98Mbps
- Ping値: 4ms
【VPN接続ありの状態】
- ダウンロードスピード: 97.21Mbps
- アップロードスピード: 93.44Mbps
- Ping値: 7ms
●NordVPN接続時の速度低下率はわずか-3%
Nord VPNは、世界的に人気が高く信頼できるVPNの一つです。
軍隊や銀行、政府機関で採用されている最高水準の暗号化技術(AES-256 bit)を採用しており、セキュリティ・安全性は文句なし。
世界59カ国のロケーションが利用可能で、接続できるサーバー数は5,900以上。
4Kストリーミングに対応した高速接続のため、高画質の動画視聴やネット利用を快適に楽しむことができます。
【カテゴリー別】NordVPNの評価
|
接続スピード |
4Kストリーミングに対応した高速接続 |
|
サーバー数 |
接続可能国数:59カ国/ サーバー数:5,900+ |
|
料金プランと価格帯 |
充実したプラン内容とお得な価格帯 |
|
セキュリティ機能 |
軍隊・銀行レベルのセキュリティ |
|
ログポリシー |
No-ログポリシー |
|
使いやすさ |
使いやすいアプリ |
|
カスタマーサポート |
24時間ライブチャット対応 |

詳細なレビュー記事はこちら
2. Surfshark | 高度な安全性・速い接続スピードを兼ね備えたコスパの良いVPN

総合評価:9.4 / 10
初心者の使いやすさ:○
|2026年10月調査
Surfsharkの接続スピード
【VPN接続なしの状態】
- ダウンロードスピード: 100Mbps
- アップロードスピード: 99.23Mbps
- Ping値: 5ms
【VPN接続ありの状態】
- ダウンロードスピード: 91.24Mbps
- アップロードスピード: 92.67Mbps
- Ping値: 12ms
●Surfshark接続時の速度低下率は-7%
Surfsharkは、高いセキュリティと高速の接続スピードが魅力のVPNです。
暗号化技術は軍用レベルのAES-256 bitであり、セキュリティ・安全性に関しては心配ありません。
利用できるロケーションは世界95カ国とかなり豊富で、接続できるサーバー数は3,900以上。
接続スピードは4Kストリーミングに対応しており、高画質の動画視聴や通常のインターネット利用を快適に楽しむことができます。
【カテゴリー別】Surfsharkの評価
|
接続スピード |
4Kストリーミングに対応した高速接続 |
|
サーバー数 |
接続可能国数:95カ国/ サーバー数:3,900+ |
|
料金プランと価格帯 |
充実したプラン内容とお得な価格帯 |
|
セキュリティ機能 |
軍隊・銀行レベルのセキュリティ |
|
ログポリシー |
No-ログポリシー |
|
使いやすさ |
使いやすいアプリ |
|
カスタマーサポート |
24時間ライブチャット対応 |

3. CyberGhost | 膨大なサーバー数が利用できるお手頃価格のVPN

総合評価:9.3 / 10
初心者の使いやすさ:○
|2026年10月調査
CyberGhostの接続スピード
【VPN接続なしの状態】
- ダウンロードスピード: 100Mbps
- アップロードスピード: 99.23Mbps
- Ping値: 4ms
【VPN接続ありの状態】
- ダウンロードスピード: 88.33Mbps
- アップロードスピード: 89.09Mbps
- Ping値: 8ms
●CyberGhost接続時の速度低下率は-11%
CyberGhostは、世界的に人気が高く安価な価格で利用できるVPNの一つです。
軍隊や銀行、政府機関で採用されている最高水準の暗号化技術(AES-256 bit)を採用しており、セキュリティ・安全性は問題なし。
世界91カ国のロケーションが利用可能で、接続できるサーバー数は9,700以上。
4Kストリーミングに対応した高速接続であることはもちろん、ストリーミングサービスや特定サイトに特化した専用サーバーが使える点も大きな魅力です。
【カテゴリー別】Cyberghostの評価
|
接続スピード |
4Kストリーミングに対応した高速接続 |
|
サーバー数 |
接続可能国数:91カ国/ サーバー数:9,700+ |
|
料金プランと価格帯 |
充実したプラン内容とお得な価格帯 |
|
セキュリティ機能 |
軍隊・銀行レベルのセキュリティ |
|
ログポリシー/ 信頼性 |
No-ログポリシー |
|
使いやすさ |
使いやすいアプリ |
|
カスタマーサポート |
24時間ライブチャット対応 |

VPNに関するよくある質問

VPNを使ってネットに接続するのは違法?禁止されている?
日本の法律では、VPNを使ってインターネットにつなぐこと自体を禁じる定めはないとされています。企業が在宅勤務の社員に配っているのも同じ技術です。
ただし、法律に触れないことと、サービスの利用規約に触れないことは別の話です。提供する地域を規約で決めているサービスでは、VPNで判定を変えて使うことが規約違反にあたり、アカウントの停止につながる場合があります。また、国によってはVPNの利用そのものに制限があります。
VPNの利用が禁止されている国リスト
>>>【関連】VPNの利用が違法な国を12ヶ国調査!渡航前に確認しておきたいポイントを解説
VPNの利用そのものを規制している国もあるため、渡航先で使う予定がある場合は「VPNは合法?違法になるケースと利用が規制されている国を解説」で事前に確かめてください。
VPNは常にオンにしておくべき?
フリーWi-Fiにつなぐときは、オンが基本です。
自宅の回線だけを使う日は、必須ではありません。ただ、オンのままでも困る場面は少ないので、自動接続を有効にして任せてしまうのが楽です。
なお、銀行やフリマアプリなど日本国内からの利用を前提にしているサービスは、海外のサーバーにつないだままだと弾かれることがあります。そのときだけ切る、という使い方で問題ありません。
VPNをオンにすると速度はどれくらい下がりますか?
第三者の検証サイトであるVPN LIFE の計測では、素の回線と比べられる11都市で40〜90%が残るという結果でした。東京の計測では780Mbpsの回線に対し、NordVPNが444.9Mbps、Surfsharkが399.9Mbpsでした。
※出典:「VPN LIFE|VPN接続時に通信速度が遅い原因と解決方法の実測データ」
無料のVPNでも大丈夫ですか?
おすすめしません。
サーバーの維持には費用がかかるので、無料で提供するには別の収入源が必要になります。通信の中身を預ける相手を選ぶ場面で、収益の出し方が分からないサービスを選ぶのは避けるべきです。
VPNは月にいくらくらいかかりますか?
長期プランを選べば、主要なサービスで月あたり400円前後の水準です。上の比較表のとおり、2年プランの月額はNordVPNが373円、SurfsharkのStarterが388円、CyberGhostは26か月プランで$2.19(公式サイトが米ドル表記)です。1か月だけの契約にすると、同じサービスでも月額はこれより大きく上がります。
注意したいのは払い方で、個人向けVPNは契約期間ぶんをまとめて先に払う形が一般的です。NordVPNの公式ヘルプも、長期プランでは全額が一括で請求されると案内しています。更新のときは申し込み時の割引価格ではなく、そのときの更新価格が請求されます。
スマホだけでも使えますか?
使えます。iPhone・Androidのどちらにも専用アプリがあり、インストールして接続ボタンを押すだけです。
1契約で複数台使えるサービスを選べば、スマホとパソコンの両方に同じアカウントで入れられます。
VPNをオンにすると、何をしているか事業者に見られますか?
技術的には、VPN事業者はその通路を運営している立場にあります。だからこそ、記録を残さない方針を掲げ、第三者監査でそれを確かめているかが選定基準になります。
逆に言えば、方針も監査もはっきりしないサービスは、接続元のプロバイダから事業者へ、見える相手を入れ替えただけになります。
会社のVPNと個人のVPNは併用できますか?
同時に2つのVPNを有効にすることは、基本的にできません。OSのVPNの枠は1つなので、あとからオンにした側に切り替わります。
業務中は会社のVPN、私用の端末や時間帯は個人のVPN、と分けて使うのが現実的です。
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まとめ:VPNとは通信を暗号化して自分を守る仕組み

VPNは、通信を暗号化して包み、VPNサーバーを経由させる仕組みです。この2つの働きから、フリーWi-Fiでの盗み見対策と、接続元の国の切り替えという2つの使い道が生まれています。
ポイント
- VPNの正体は「暗号化」と「IPアドレスの付け替え」の2つだけ
- 守れるのはVPNサーバーまでの区間。フィッシングや端末の感染は守備範囲の外
- 初心者が選ぶのは個人向けVPN。プロトコルは既定のままでよい
- 速度は落ちるが、実測では40〜90%が残る
- 料金は長期プランで月あたり数百円。ただし契約期間ぶんの前払いで、更新価格は別
- 無料VPNは避け、ノーログ方針と第三者監査を確かめてから契約する
はじめての1本で迷うなら、日本にサーバーがあり、日本語のサポートも使えるNordVPNから試すのが無難です。公式サイトから申し込んだ初回の契約には30日間の返金保証が付いているので、合わなければ期間内に返金を申請できます(1か月プランと更新分、App Store などのストア経由の購入は対象外です)。
※参照:「30日間の返金保証|NordVPN公式サポート」
|初心者にも使いやすいVPN
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1. NordVPN |
![]() 使いやすさ、安全性、接続スピード、総合的に業界No.1の最強VPN オススメ度: 9.7 / 10 |
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2. Surfshark |
![]() 安全性が高く、接続スピードも速いコスパ抜群のVPN オススメ度: 9.4 / 10 |
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3. CyberGhost |
![]() 接続できるサーバーが豊富で、お手頃な価格が魅力のVPN オススメ度: 9.3 / 10 |
\ 30日間全額返金保証 /