
海外旅行に出ると、空港やホテル、カフェの無料Wi-Fiにつなぐ機会が一気に増えます。
さらに、TVerやU-NEXTなどの日本のストリーミングサービスは、海外からそのままアクセスしても再生できません。


結論から言うと、海外旅行でVPNが役に立つ場面は「無料Wi-Fiで暗号化されずに残る部分を埋めること」と「日本のサイト・アプリを旅行先から使うこと」の2つです。
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)も、公衆Wi-Fiの注意事項として「公衆Wi-Fiを利用する場合は、必要に応じて信頼できるVPNサービスを利用してください。」と案内しています。
※参照:「IPA|テレワークを行う際のセキュリティ上の注意事項」
一方で、以前この記事が紹介していた「VPNで接続国を変えれば航空券やホテルが安くなる」という使い方は、公式の規約と当サイトの検証をふまえて推奨していません(理由は記事中で説明します)。
この記事では、旅行に持っていくVPNの選び方と、当サイトがおすすめする3社を紹介します。
この記事でわかること
- 海外旅行でVPNが役に立つ場面と、効果が無い場面
- 無料Wi-Fiで暗号化されずに残る3つの穴と、VPNで埋められる範囲
- 航空券やホテルを安くする目的でVPNを勧めない理由
- 旅行用のVPNを選ぶ6つのポイント(返金保証の条件つき)
- 海外旅行におすすめのVPN3選と、出発前にやっておくこと
POINT
本記事では、”オススメのVPNサービスは?”・”無料VPNは使って良いの?”という疑問にも全てお答えしています。
VPNに詳しくない方にもわかるように丁寧に解説しておりますので、安心して読み進めてくださいね。
【専門チームが監修】信頼性の高い情報を保証

当サイトは、70個以上の有料/無料VPNをテストしてきた専門のプロチームが記事の監修を行っています。
素人が運営しているブログや、信憑性が低い収益目的サイトの情報には気をつけましょう。
●VPN UNIVERSITYの信頼性
|
VPNの検証に費やした時間 |
33,000時間+ |
|
これまでに検証したVPNの数 |
80個+ |
|
接続スピードの検証回数 |
4,400回+ |
|
IPアドレス& DNS漏えいの確認回数 |
9,200回+ |
|
VPN調査員の派遣国数 |
50カ国+ |
※最終データ更新:2026年10月
|海外から日本のサイトやサービスが利用できるVPN
|
1. NordVPN |
![]() 使いやすさ、安全性、接続スピード、総合的に業界No.1の最強VPN オススメ度: 9.7 / 10 |
|
2. Surfshark |
![]() 安全性が高く、接続スピードも速いコスパ抜群のVPN オススメ度: 9.4 / 10 |
|
3. CyberGhost |
![]() 接続できるサーバーが豊富で、お手頃な価格が魅力のVPN オススメ度: 9.3 / 10 |
海外旅行で日本のサイトが見れないのはなぜ?VPNが役に立つ場面と立たない場面

海外旅行でのVPNは「何にでも効く万能ツール」ではありません。
役に立つ場面と、期待したほどの効果が無い場面を、先に分けて確認しておきましょう。
1. 日本のストリーミングサービスやアプリが海外でも使える

海外では使えないサービス一覧
|
【サービス概要】 |
利用可否 |
|
SNS/ チャットアプリ |
中国など一部の国では利用不可 |
|
日本の動画配信サービス |
ほぼすべてのサービスが海外で利用不可 |
|
決済アプリ |
一部サービスは海外で利用不可 |
|
フリマ/ オークションサイト |
一部サービスは海外で利用不可 |
|
マッチングサービス |
一部サービスは海外で利用不可 |
|
オンラインゲーム/ ソシャゲ |
一部サービスは海外で利用不可 |
※参照記事:海外から日本のサイトやアプリを使う方法
TVerやU-NEXTなどの日本の動画配信サービスは海外からのアクセスが制限されており、Yahoo!や楽天、PayPayなどのWEBサービスも一部の国から利用することができません。
なお、LINEなどのSNSやチャットアプリは多くの国で利用可能ですが、中国のようにアクセスをブロックしている国もあるので注意が必要です。
>>>【関連記事】2026年10月最新!中国で使えないアプリやサービス一覧まとめ
海外から日本のコンテンツが利用できない理由としては、以下が主な原因です。
著作権の問題
TVerやTELASAなどが海外から視聴できない理由は、著作権が大きく関係しています。
また、各サイトの公式ページでは「動画の視聴については、日本国内限定となっており、海外では視聴することができません」と記載されており、日本国内でのみ視聴可能ということがわかります。
また、Netflixも国によって見れるコンテンツが異なることで有名です。
【Netflix(ネトフリ)】国によって見れる作品が異なる
Netflixでは視聴できる作品が国によって異なります。
その理由としては、作品の著作権が大きく関係しており、作品ごとの契約や配給権の関係で配信できる国とできない国が明確に分かれています。
|Netflixの視聴可能作品が国によって異なる理由
-
地域によって好みが異なる
-
作品の所有者が複数存在する
-
特定地域で配給する権利がない
国によって視聴できない映画やドラマがある理由は、権利関係と国ごとの好みであることがわかります。
そのため、海外からNetflixにアクセスすると滞在国のラインナップに切り替わり、日本で見ていた作品が出てこなくなります。
なお、Netflix公式ヘルプは「VPNでNetflixにアクセスするとお住まいの地域に関する情報が隠されるため、世界中のあらゆる地域で視聴可能な映画やドラマしか見られなくなります。」とも説明しており、VPNをつないでも日本限定の作品まで戻るとは限りません。
※参照:「Netflixヘルプセンター|Netflixの視聴地域について」
日本にいるときと同じようにTVerなどの日本向けサービスを使いたい場合は、日本のサーバーにつなげるVPNが必要になります。
2. 【注意】航空券やホテルは「VPNで安くなる」とは限らない

「VPNで物価の安い国のサーバーにつなげば、航空券やホテルが数万円単位で安くなる」という紹介をよく見かけます。
当サイトも以前この記事でそう書いていましたが、実際に予約サイトを検証し直した結果、おすすめできる方法ではないという結論になりました。理由は3つです。
①表示通貨は「アクセス元の国」だけで決まるわけではない
当サイトが日本の回線からVPNなしで Booking.com を開いたところ、トップページは米ドル表示、日本語のページは日本円表示と、同じ回線・同じIPアドレスなのに開いたページによって通貨が入れ替わりました。表示通貨はURLやサイト内の設定でも切り替わります。
②表示が下がっても、外貨決済の手数料で差が消えることがある
Booking.com の利用規約には「お客様の支払い方法が、お支払いの通貨と異なる通貨建てのものである場合、お客様の銀行または決済手段プロバイダー(またはそれらの決済サービスプロバイダー)は、お客様に追加手数料を請求する場合があります。」と書かれています。手数料の率はカード発行会社ごとに違うため、自分の会員規定で確かめる必要があります。
③そもそも「¥」が日本円とは限らない
国民生活センターは、海外の通販サイトで「『¥』表示を見てクレジットカード決済で申し込んだところ、日本円(JPY)ではなく、中国人民元(CNY)で決済され、約20倍の価格で購入したことになっていた」という相談事例を公表しています。接続国を切り替えると表示通貨も一緒に変わるため、金額だけを見比べると取り違えます。
※参照:「Booking.com 利用規約 A7」/「国民生活センター|その「¥」表示は本当に日本円の表示ですか?」
旅費を下げたいなら、接続国をいじるより予約サイトの無料会員登録(Booking.com のGeniusなど)や、出発日・発着空港の見直しのほうが確実です。
検証の中身は、ホテル・航空券それぞれの記事にまとめています。
>>>【関連】Booking.comはVPNで安くなる?公式で確かめた結論
>>>【関連】VPNで航空券を安く買う方法!違法性とリスクも正直に解説
3. 無料Wi-Fiで暗号化されずに残る部分を埋められる
空港、ホテル、カフェ、公共の図書館など、旅行先では無料Wi-Fiを使う機会が増えます。
ここは海外旅行でVPNがいちばん役に立つ場面ですが、よく言われる説明には行き過ぎたものも混ざっているので、順番に整理します。
「無料Wi-Fiにつなぐと通信が丸見え」は、今は正確ではない
米国の連邦取引委員会(FTC)は、公衆Wi-Fiの安全性について次のように案内しています。
「Because of the widespread use of encryption, connecting through a public Wi-Fi network is usually safe.」(暗号化が広く使われているため、公衆Wi-Fiネットワーク経由の接続はたいていの場合は安全です)
※参照:「FTC|Are Public Wi-Fi Networks Safe? What You Need To Know」
今はほとんどのサイトがHTTPSに対応しているため、「同じWi-Fiにいる人にパスワードやカード番号が丸見えになる」という説明は、現在の実態とはずれています。
FTCは見分け方として「Look for a lock symbol or https in the address bar to the left of the website address.」(アドレスバーのURLの左に鍵マークかhttpsがあるかを確認する)を挙げています。
それでも暗号化されずに残る3つの穴
ただし、HTTPSで守られるのは「その通信の中身」だけです。次の3つは暗号化の外側に残ります。
-
HTTPSに対応していない古いサイト・通信を暗号化していないアプリ
-
どこに接続したかという記録(中身は読めなくても、接続先はWi-Fiの提供者から見える)
-
ニセのアクセスポイントを経由した通信
海外では日本語に対応していない小規模なサイトを使う場面も多く、1つ目に当たる機会は国内より増えます。
いちばん現実的な危険は「ニセのアクセスポイント」
正規のフリーWi-Fiではなく、同じネットワーク名(もしくはよく似た名前)のニセのアクセスポイントが用意されている場合があります。
仮にニセのアクセスポイントに接続してしまうと、そのネットワークの管理者に通信の経路を握られることになります。
例えば、正規の無料Wi-Fiのアクセス名が【Macdonald-wifi】だとすると、ニセのアクセスポイントは【MacdonaId-wifi】のように設定されています。
両者は全く同じに見えますが、ニセのアクセスポイント名のl(エル)はLではなく大文字のI(アイ)というように、巧妙に名前が変えられています。
複数の同じネットワーク名が並んでいる場合や、ネットワーク名に違和感がある場合は接続しないようにしましょう。旅行先では、施設のスタッフに正しいSSID名を確認するのが確実です。
VPNで埋められる穴と、VPNでも防げないこと

VPNを使うと端末からVPNサーバーまでの通信がまとめて暗号化されるため、上の3つのうち1と2、そして3の盗み見の部分を埋められます。
IPAも、テレワーク時の注意事項として「公衆Wi-Fiを利用する場合は、必要に応じて信頼できるVPNサービスを利用してください。」と案内しています。
同じページでは「公衆Wi-Fiを利用する場合は、パソコンのファイル共有機能をオフにしてください。」も挙げられているので、VPNと合わせて設定を見直しておきましょう。
※参照:「IPA|テレワークを行う際のセキュリティ上の注意事項」
一方で、VPNは自分で入力してしまう被害までは防げません。FTCは「詐欺業者は偽サイトを作って暗号化し、安全に見せかける」とも書いており、偽サイトに自分でIDやカード番号を入れてしまえばVPNの有無は関係ありません。
VPNは「通信経路を塞ぐ道具」であって、「何をしても安全になる道具」ではない、と考えてください。
>>>【関連】公共のフリーWi-Fiを安全に使う方法!VPNでセキュリティを高める
海外から日本のサイトを使うにはVPNが必要
VPNとは

VPNとは、Virtual Private Network(バーチャルプライベートネットワーク)の略です。
ウェブサイトやアプリケーションは、IPアドレスと呼ばれるインターネット上の住所的な数値を元に、アクセス元を判別しています。
VPNを利用すればIPアドレスを別のものに変更することができるため、実際のアクセス国ではなくVPNで接続したサーバーの国から訪問しているように装うことができます。
また、通信も暗号化されてセキュリティが強化されるため、情報漏えいやハッキングのリスクを回避することが可能になります。
【図解】VPN接続がある場合とない場合の比較


日本サーバーがあるVPNサービスを利用すれば、サイト・WEBサービスに対して”日本からのアクセスであることを認識させる”ことができるため、海外からも日本のサイトやサービスが視聴できるようになります。
【2026年10月最新】海外旅行中に日本のサイト・アプリを使う手順

海外から日本のサイトやアプリを利用する方法は以下の通りです。
海外旅行中に海外から日本のサイトを利用する方法
-
VPNを利用して、日本のサーバーに接続する。
-
使いたい日本のサイト・サービスにアクセス
-
海外から日本のサイトやアプリが利用可能になる
1. VPNで日本サーバーに接続

VPNで日本のサーバーに接続します。
NordVPNの場合、公式ヘルプによると167カ国以上に8,400台以上のサーバーがあり、日本も接続先の一覧から選べます。
なお、公式ヘルプは自動接続(Secure my connection)の接続先を「現在地からの距離とサーバーの負荷」で決めると説明しています。日本のサイトを使いたいときは、自動接続ではなく国の一覧から日本を手動で選んでください。
※参照:「NordVPN公式ヘルプ|Server list」/「NordVPN公式ヘルプ|How to find the best NordVPN server」
2. 使いたい日本のサービス・アプリにアクセス

※出典「Abema TV」公式サイト
VPNで日本のサーバーに接続した後、使いたい日本のサービスやアプリにアクセスします。
(上記はAbemaにVPNを利用した例です。)
3. 日本のサービス・アプリが海外から利用可能になる

※出典「Abema TV」公式サイト
※2026年10月に動作確認済み
通常、海外からはABEMAの動画コンテンツを視聴できませんが、VPNに接続すると、問題なくAbemaで配信されている動画を視聴することができます。
\ 30日間全額返金保証 /
海外旅行でVPNを使うときの注意点

海外旅行中に日本のサイトや動画を視聴する際は、VPNを接続したままにしておく
日本のサービス利用中や動画の視聴中は、VPNを接続したままにしておきましょう。
動画視聴中にVPNの接続を切ってしまうとIPアドレスが変わってしまい、日本のサービスやサイトが使えなくなります。
VPNネコなどの無料VPNは使わない

無料VPNは個人情報漏えいの危険性や、ウイルス感染のリスクがあります。
また、接続スピードも低速なため、快適に動画視聴やインターネットを楽しむことができません。
>>>【関連】VPNネコの危険性に関する記事はこちら
>>>【関連】公共のフリーWi-Fiを安全に使う方法はこちら
>>>【関連】最安を調査!価格が安いVPNサービスのランキングはこちら
無料VPNは、運営費をどこから回収しているのかが利用者から見えません。
旅行先では、ネットバンキングや航空会社のアプリなど、落としたくない通信を扱う場面が増えます。短期間の旅行であっても、無料VPNではなく返金保証のある有料VPNを選ぶほうが安全です。
返金保証の日数は、契約する期間と申し込んだ窓口で変わる
「どのVPNも30日間の返金保証があるから、1ヶ月以内の旅行なら実質無料で使える」という説明をよく見かけますが、これは正確ではありません。
返金が保証される日数は会社とプランによって違い、申し込んだ窓口によっては公式の保証そのものが適用されません。
|3社の返金保証(2026年10月時点)
| VPN | 返金保証の日数 | 公式の保証が使えない窓口 |
|---|---|---|
| NordVPN | 30日間(初回の契約のみ。更新分は対象外) | App Store経由・Amazonアプリストア・公式サイト以外の販売店 |
| Surfshark | 初めて購入してから30日以内 | Paddle・Google Play・Cleverbridge以外の再販業者、プリペイド/ギフトカードでの購入 |
| CyberGhost | 6ヶ月以上のプランは45日間/1ヶ月プランは14日間 | Amazon・App Store(iTunes)・Google Playストア経由 |
※参照:「NordVPN公式ヘルプ|Money-back guarantee」/「Surfshark 利用規約」/「CyberGhost 利用規約」
つまり、短い旅行のあいだだけ試すつもりなら、1ヶ月プランの日数を必ず確かめたうえで、アプリストアではなく公式サイトから申し込むのが確実です。
>>>【関連】VPNお試し・無料トライアルのおすすめ5選!1日だけ・1ヶ月だけもOK
旅行先の法律と、使うサービスの利用規約を確かめる
VPNの扱いは国によって異なり、利用そのものが規制されている国もあります。
また、VPNの利用が法律で禁じられていない国であっても、サービス側の利用規約でVPN経由のアクセスを認めていない場合があります。
NordVPNの公式ヘルプも、自社サービスについて「The NordVPN service should never be used to bypass copyright regulations.」(著作権に関する規制を回避する目的で使ってはならない)と明記しています。
※参照:「NordVPN公式ヘルプ|Terms of Service」
渡航前に、行き先の規制と、旅行中に使いたいサービスの規約を確認しておきましょう。
海外旅行でVPNを使うタイミング|旅行前・旅行中・旅行後

VPNを使うタイミングは主に「旅行の準備中」と「旅行中」、そして「旅行後」の3つです。
それぞれ何をしておけばよいかを確認していきましょう。
【旅行前】出発する前に契約とアプリのインストールを済ませる

VPNでいちばん大事なのは、旅行に出る前に契約とアプリのインストールを済ませておくことです。
中国やロシアなど、VPNの利用が規制されている国では、現地からVPN会社の公式サイトにアクセスできないことがあります。渡航してから慌てても間に合いません。
出発前にやっておきたいのは次の3つです。
-
公式サイトから契約する(返金保証を使うため。アプリストア経由だと公式の保証の対象外になります)
-
旅行で使う端末すべてにアプリを入れてログインしておく
-
日本のサーバーに一度つないで、使いたいサービスが開くか確かめておく
【旅行中】ネットを使う前にVPNアプリを開く習慣をつける

旅行中は、ブラウザやアプリを開く前にVPNをオンにする、という順番を習慣にしておきましょう。
先に挙げたとおり、無料Wi-Fiで暗号化の外側に残るのは「HTTPS非対応のサイト・アプリ」「どこに接続したかという記録」「ニセのアクセスポイント経由の通信」の3つです。VPNを起動していればこの3つを塞げます。
また、日本のストリーミングサービスを旅行先で見たい場合も、VPNで日本のサーバーにつないでからアクセスします。
海外のWi-Fiにそのままつないだ状態だと、IPアドレスは滞在国の情報になるため、日本国内向けに配信されているコンテンツは再生できません。
【旅行後】解約するか継続するかを、返金期限の前に決める

帰国したら、返金保証の期限が来る前に、継続するか解約するかを決めましょう。
VPNの契約は基本的に自動更新で、更新されたあとは公式の返金保証の対象外になる会社もあります(NordVPNは「初回の契約のみ」と明記しています)。
続けて使う場合は、帰国後も次のような場面で役に立ちます。
-
国内のカフェ・空港・ホテルの無料Wi-Fiを使うとき
-
次の旅行や出張(契約し直す手間が省けます)
-
自宅の回線で、接続先の記録を回線事業者に残したくないとき
海外旅行に最適なVPNの選び方|6つのポイント

海外旅行で使うVPNを選ぶ際に重要なポイントは以下の6点です。
-
ノーログポリシーと第三者監査
-
通信速度
-
キルスイッチがあるか
-
利用できるサーバー数と国数
-
同時接続台数
-
返金保証と月額料金
1. ノーログポリシーと第三者監査
「ノーログポリシー」を掲げているVPNを選ぶようにしましょう。
ノーログポリシーとは、VPN利用者の通信ログや利用履歴を保存しないという方針のことです。
ただし、方針を掲げているだけなら誰でもできます。確かめたいのは第三者の監査を受けているかどうかです。
NordVPNの親会社Nord Securityは、2025年2月18日に5回目のノーログ検証の結果を公表しており、監査はDeloitte Audit Lithuaniaが2024年11月18日〜12月20日に実施したとしています。
※参照:「Nord Security公式プレスリリース」
2. 通信速度(接続スピード)
VPNを経由すると、通常のインターネット通信より通信速度は落ちます。
どの程度落ちるのかは、第三者の検証サイトであるVPN LIFEが実測値を公開しています。同じ回線・同じ時間帯で測った数値は次のとおりです。
|VPN接続後に残る速度(VPN LIFE調べ・14都市のべ46回の計測より抜粋)
| 都市 | 素の回線 | NordVPN | Surfshark |
|---|---|---|---|
| 東京 | 780Mbps | 444.9Mbps(57%) | 399.9Mbps(51%) |
| ロンドン | 790Mbps | 712.6Mbps(90%) | 713.5Mbps(90%) |
| ニューヨーク | 760Mbps | 598.9Mbps(79%) | 556.6Mbps(73%) |
※出典:「VPN LIFE|VPN接続時に通信速度が遅い原因と解決方法」
半分近くまで落ちる都市でも、動画の視聴やWebサイトの閲覧には十分な速度が残っています。
速度で差が出るのは、接続先のサーバーが物理的に遠いときです。日本から遠い国に滞在して日本のサーバーにつなぐ場合は、速度が落ちることを前提に考えておきましょう。
3. キルスイッチがあるか
キルスイッチは、VPNの接続が切れたときに端末の通信そのものを自動で遮断する機能です。
旅行先の無料Wi-Fiは電波が弱く、移動しながら使うと途中で途切れがちです。
この機能が無いVPNだと、通信が素のWi-Fiに戻ったことに本人が気づけません。保護されていない状態のまま、メールやネットバンキングを開いてしまうのがいちばん怖い場面です。
旅行用に選ぶなら、キルスイッチを搭載していることは必須条件と考えてよい機能です。
4. 利用できるサーバーの数と国数
VPN会社によって利用できるサーバー数や国の数は異なります。
サーバーが多いほど、混雑や障害が起きたときに同じ国の別サーバーへ切り替えやすくなります。旅行先から日本のサイトにつながらないとき、別の日本サーバーに変えるだけで直ることは珍しくありません。
|3社のサーバー数と対応国数(2026年10月時点)
| VPN | サーバー数/対応国数 | 同時接続台数 |
|---|---|---|
| NordVPN | 8,400台以上/167カ国以上 | 10台 |
| Surfshark | 4,500台以上/100カ国 | 無制限 |
| CyberGhost | 9,500台/100カ国 | 7台 |
※参照(サーバー数・対応国数):「NordVPN公式ヘルプ」/「Surfshark公式サーバー一覧」/「CyberGhost公式サーバー一覧」
※同時接続台数は「VPN LIFE|個人利用におすすめの最強VPNは?10項目で検証」より
5. 同時に接続できるデバイスの数
PC、スマホ、タブレットなど、複数デバイスを活用する機会が多いため、同時接続台数が多いVPNを選ぶことをオススメします。
同時接続可能台数が少ないものを選んでしまうと、いちいちログイン・ログアウトを繰り返して、使う端末を選ばなければいけません。
非常に面倒ですし、VPNが利用できない端末も発生してしまうためセキュリティ面でも不安が残ります。
また、同時接続可能台数が多いVPNを選べば、家族や友人、恋人と共有して利用することもできます。
6. 返金保証と月額料金
月額料金はVPN会社によって異なり、契約する年数が長いほど1ヶ月あたりの金額は下がります。
ただし旅行のために契約するなら、月額よりも返金保証の条件を先に見てください。
返金が保証される日数は会社とプランで変わり、アプリストア経由で申し込むと公式の保証そのものが使えません(この記事の「海外旅行でVPNを使うときの注意点」に3社の表を載せています)。
旅行が終わったあとも国内の無料Wi-Fi対策として使い続けるつもりなら長期プラン、1回の旅行だけで判断したいなら公式サイトから申し込んだうえで、返金期限までに決めるのが現実的です。
※無料VPNはセキュリティと接続速度の面で不安が残るため、海外での利用はおすすめしていません。
海外旅行におすすめのVPN3選

上の6つのポイントをふまえて、海外旅行で使えるおすすめのVPN3選をご紹介します。
選んだ基準は、日本にサーバーがあること・日本の中で別のサーバーへつなぎ直せること・キルスイッチがあること・返金保証があることの4点です。
|海外旅行で使えるオススメのVPN
|
1. NordVPN |
![]() 使いやすさ、安全性、接続スピード、総合的に業界No.1の最強VPN オススメ度: 9.7 / 10 |
|
2. Surfshark |
![]() 安全性が高く、接続スピードも速いコスパ抜群のVPN オススメ度: 9.4 / 10 |
|
3. CyberGhost |
![]() 接続できるサーバーが豊富で、お手頃な価格が魅力のVPN オススメ度: 9.3 / 10 |
ATTENTION
無料のVPNを利用する方法もありますが、個人情報流出の危険性や接続スピードの遅さ、日本のサイトやサービスに利用できないなど、安全性と使い勝手の面で大きな不安が残ります。
そのため、当サイトでは無料VPNの利用はオススメしておりません。
なお、返金保証の日数は3社それぞれ違い、アプリストア経由で申し込むと公式の保証は適用されません。試してから決めたい場合は、各社の公式サイトから申し込んでください。
1. NordVPN | 接続スピードの速さと高いセキュリティ機能が魅力の業界トップVPN

総合評価:9.7 / 10
海外旅行での利用:○
|2026年10月調査
NordVPNの接続スピード
【VPN接続なしの状態】
- ダウンロードスピード: 100Mbps
- アップロードスピード: 98Mbps
- Ping値: 4ms
【VPN接続ありの状態】
- ダウンロードスピード: 97.21Mbps
- アップロードスピード: 93.44Mbps
- Ping値: 7ms
●NordVPN接続時の速度低下率はわずか-3%
Nord VPNは、世界的に人気が高く信頼できるVPNの一つです。
軍隊や銀行、政府機関で採用されている最高水準の暗号化技術(AES-256 bit)を採用しており、セキュリティ・安全性は文句なし。
世界59カ国のロケーションが利用可能で、接続できるサーバー数は5,900以上。
4Kストリーミングに対応した高速接続のため、高画質の動画視聴やネット利用を快適に楽しむことができます。
【カテゴリー別】NordVPNの評価
|
接続スピード |
4Kストリーミングに対応した高速接続 |
|
サーバー数 |
接続可能国数:59カ国/ サーバー数:5,900+ |
|
料金プランと価格帯 |
充実したプラン内容とお得な価格帯 |
|
セキュリティ機能 |
軍隊・銀行レベルのセキュリティ |
|
ログポリシー |
No-ログポリシー |
|
使いやすさ |
使いやすいアプリ |
|
カスタマーサポート |
24時間ライブチャット対応 |

詳細なレビュー記事はこちら
2. Surfshark | 高度な安全性・速い接続スピードを兼ね備えたコスパの良いVPN

総合評価:9.4 / 10
海外旅行での利用:○
|2026年10月調査
Surfsharkの接続スピード
【VPN接続なしの状態】
- ダウンロードスピード: 100Mbps
- アップロードスピード: 99.23Mbps
- Ping値: 5ms
【VPN接続ありの状態】
- ダウンロードスピード: 91.24Mbps
- アップロードスピード: 92.67Mbps
- Ping値: 12ms
●Surfshark接続時の速度低下率は-7%
Surfsharkは、高いセキュリティと高速の接続スピードが魅力のVPNです。
暗号化技術は軍用レベルのAES-256 bitであり、セキュリティ・安全性に関しては心配ありません。
利用できるロケーションは世界95カ国とかなり豊富で、接続できるサーバー数は3,900以上。
接続スピードは4Kストリーミングに対応しており、高画質の動画視聴や通常のインターネット利用を快適に楽しむことができます。
【カテゴリー別】Surfsharkの評価
|
接続スピード |
4Kストリーミングに対応した高速接続 |
|
サーバー数 |
接続可能国数:95カ国/ サーバー数:3,900+ |
|
料金プランと価格帯 |
充実したプラン内容とお得な価格帯 |
|
セキュリティ機能 |
軍隊・銀行レベルのセキュリティ |
|
ログポリシー |
No-ログポリシー |
|
使いやすさ |
使いやすいアプリ |
|
カスタマーサポート |
24時間ライブチャット対応 |

3. CyberGhost | 膨大なサーバー数が利用できるお手頃価格のVPN

総合評価:9.3 / 10
海外旅行での利用:○
※CyberGhostの公式サポートの対応言語に日本語は含まれていません。日本語で問い合わせたい場合はNordVPNかSurfsharkを選んでください。
|2026年10月調査
CyberGhostの接続スピード
【VPN接続なしの状態】
- ダウンロードスピード: 100Mbps
- アップロードスピード: 99.23Mbps
- Ping値: 4ms
【VPN接続ありの状態】
- ダウンロードスピード: 88.33Mbps
- アップロードスピード: 89.09Mbps
- Ping値: 8ms
●CyberGhost接続時の速度低下率は-11%
CyberGhostは、世界的に人気が高く安価な価格で利用できるVPNの一つです。
軍隊や銀行、政府機関で採用されている最高水準の暗号化技術(AES-256 bit)を採用しており、セキュリティ・安全性は問題なし。
世界91カ国のロケーションが利用可能で、接続できるサーバー数は9,700以上。
4Kストリーミングに対応した高速接続であることはもちろん、ストリーミングサービスや特定サイトに特化した専用サーバーが使える点も大きな魅力です。
【カテゴリー別】Cyberghostの評価
|
接続スピード |
4Kストリーミングに対応した高速接続 |
|
サーバー数 |
接続可能国数:91カ国/ サーバー数:9,700+ |
|
料金プランと価格帯 |
充実したプラン内容とお得な価格帯 |
|
セキュリティ機能 |
軍隊・銀行レベルのセキュリティ |
|
ログポリシー/ 信頼性 |
No-ログポリシー |
|
使いやすさ |
使いやすいアプリ |
|
カスタマーサポート |
24時間ライブチャット対応 |

海外旅行でVPNを利用する際によくある質問

海外旅行先でVPNを使うのは違法?禁止されている?
日本の法律には、VPNの利用そのものを禁じる規定はないとされています。
VPNはインターネット通信の秘匿性を高めるための技術で、社内ネットワークへの接続にVPNを必須としている企業も多く、IPAも公衆Wi-Fi利用時の対策として案内しています。
ただし、法律で禁じられていないことと、どう使ってもよいことは別です。
旅行先の国によってはVPNの利用自体が規制されていますし、使うサービスの利用規約でVPN経由のアクセスを認めていない場合は、規約違反としてアカウントを制限される可能性が残ります。
VPNの利用が禁止されている国リスト
>>>【関連】VPNの利用が違法な国を12ヶ国調査!渡航前に確認しておきたいポイントを解説
VPNを使えば、中国からでも日本のサイトやサービスを使える?
中国政府による「グレートファイアウォール(金盾)」というインターネットの利用規制により、国民のインターネット利用が制限されています。そのため、中国ではLINEやTwitter、Facebook、GoogleなどのSNS/サービスが使えません。
ただし、中国についてはNordVPNの公式サポートが「アプリは中国で完全に遮断されている」と明記しているため、アプリをそのまま使う前提では考えないでください。公式の案内は手動のIKEv2/IPsec設定です。
中国へ渡航する場合は、下の記事で現状と公式の対処法を確認してから準備してください。
>>>【関連記事】NordVPNは中国で使える?繋がらない理由と公式の対処法
>>>【関連記事】中国の金盾(グレートファイアウォール)とは?VPNで回避する方法
短期間の海外旅行で使うのにおすすめのVPNはありますか?
数日から2週間程度の旅行であれば、MillenVPNの7日プラン・14日プランのように、期間を区切って買えるプランが向いています。
大手3社を返金保証で試す形でも構いませんが、「お試し期間」ではなく「返金の申請期限」なので、期限と条件を先に確認してください。CyberGhostの1ヶ月プランは14日間で、6ヶ月以上のプランでないと45日間にはなりません。
>>>【関連記事】VPNお試し・無料トライアルのおすすめ5選!1日だけ・1ヶ月だけもOK
旅行中にVPNの契約やVPNアプリのインストールはできる?
基本的に海外の渡航先でもVPNの契約・アプリのインストールは可能です。
しかし、中国やロシア、イランなどのVPN規制が厳しい国の場合は、国内からVPNの公式サイトにアクセスすることができません。
(例えば中国であれば、上述の「金盾」によりブロックされています。)
VPN規制国に渡航する場合は、事前にVPNを契約してアプリをインストールおくようにしましょう。
海外でVPNを使うときにインターネット接続は必要?
必要です。
VPN単体でインターネットに接続することはできず、あくまでインターネット接続を暗号化するツールになります。
そのため、海外ではWi-Fiや現地回線でインターネットに接続した状態でVPNは使用する必要があります。
VPNを使えば、日本のNetflixやアマプラも海外から視聴できる?
日本のサーバーに接続すれば、TVerなどの日本向けサービスにアクセスできるようになります。
ただしNetflixについては注意が必要です。Netflix公式ヘルプは「VPNでNetflixにアクセスするとお住まいの地域に関する情報が隠されるため、世界中のあらゆる地域で視聴可能な映画やドラマしか見られなくなります。」と説明しており、VPN経由では日本限定の作品まで戻るとは限りません。
※参照:「Netflixヘルプセンター|Netflixの視聴地域について」
>>>【関連】海外から日本のNetflix(ネトフリ)を見る方法【VPNを使用すれば視聴可能】
VPNを繋いでいるのに、海外から日本のサイトが見れない・エラーが出る場合は?
同じ日本の別のサーバーに接続し直して、もう一度アクセスしてみましょう。混雑や一時的な障害が原因なら、これだけで直ることが多いです。
このとき、自動接続(おすすめのサーバーに自動でつなぐ機能)は使わないでください。NordVPNの公式ヘルプによると、自動接続は現在地からの距離とサーバーの負荷で接続先を選ぶため、日本以外のサーバーにつながってしまいます。国の一覧から日本を手動で選び直してください。
それでも開かない場合は、サイト側がそのVPNのIPアドレスを弾いている可能性があります。急いでいるときは、別のVPNを試すほうが早い場合もあります。
旅行中にVPNが切れたことに気づかなかったら、どうなる?
キルスイッチを有効にしていない場合、VPNが切れた瞬間から保護されていない状態で通信が続きます。
旅行先の無料Wi-Fiは電波が不安定で切断されやすいため、出発前にアプリの設定画面でキルスイッチをオンにしておきましょう。
|海外から日本のWEBサービス・アプリを使う
【アプリ/WEBサイト別】利用方法の一覧
|海外から日本の動画配信サービスを見る
【ストリーミングサービス別】視聴方法の一覧
まとめ:海外旅行のVPNは「無料Wi-Fi対策」と「日本のサイト」の2つで選ぶ

今回は、海外旅行で使うVPNの選び方とおすすめの3社を解説しました。
|この記事のまとめ
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VPNが役に立つのは「無料Wi-Fiで暗号化されずに残る部分を埋める」「日本のサイト・アプリを旅行先から使う」の2つ
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航空券やホテルを安くする目的では勧めない(表示通貨が一緒に変わり、外貨決済の手数料で差が消える)
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選ぶときはノーログの第三者監査・速度・キルスイッチ・サーバー数・同時接続台数・返金保証の6点を見る
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契約とアプリのインストールは出発前に、公式サイトから済ませておく
VPNは「通信経路を塞ぐ道具」であって、何をしても安全になる道具ではありません。できることとできないことを分かったうえで持っていけば、旅行先のインターネット環境はかなり安心して使えます。
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総合評価:9.7 / 10
詳細なレビュー記事はこちら
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